IT (情報技術) 学習記録-もしくは中高年(就職氷河期世代)の生き方-

IT系,または,電気通信系資格の学習記録を中心に。もしくは中高年(就職氷河期世代)の生き方,働き方,世の中。中高年の転職の現実。

転職したら仕事観は「意識低い系」になっていく


転職したら仕事観は「意識低い系」になっていく


ここでいう「意識低い系」とは……

  • (a) 仕事はあくまでも生活費を稼ぐためだけにやっている

  • (b) 仕事には必ずしも向上心は必要ない

  • (c) 仕事が好きである必要はない

  • (d) 仕事をしなくて済むなら仕事はしたくない

……といった感じの仕事観を言います。

異なる意見の方も多いと思います。

決して意見を押し付けるものではありません。


中高年になってから異業種に転職するということ(良くも悪くも)


未経験で異業界異業種(IT系からビル設備管理系・ビルメン業界)への転職をして約2年半。

現在、3年目。

なんとか辞めずに続けています。(そこそこ苦しみも多いですが)

2年半もの間、辞めずに続けられているということは…。

まぁ、今回の転職は少なくとも大失敗ではなかった。

もしくは、一定の成功だった。

…と言えるのかな? …とも思っていますが、どうでしょう。


いまの気持ちを正直ベースで少しだけ吐露しようと思います。


(1)やっぱり自分はIT業界の人間だったんだなぁ


こんなことを言い出すと、お叱りを受けそうです。

誤解が無いように言いますと、

前職、IT業界(システムエンジニア)の会社を辞めたこと自体は、いっさい後悔はありません。


しかしながら、自分の中にある知識・スキルといった面で言えば、

若い学生時代から情報系の学習を積み、IT系企業に新卒で入って、25年以上勤めたという蓄積は、

正直、あまりにも大きい…というのも事実なのです。


50歳手前という年齢で、異業界異業種であるビル設備管理の業界に移った訳ですが…

いくら、電気工事士電気主任技術者といった資格を取得したといっても、

それこそ工業高校・高専などで学習を積み、この業界に新卒で入ってきた人と比較すると、

もう、「知識・スキルの厚み」という点では、まったく敵う気がしないのです。


異業界異業種に転職したのだから、ゼロから勉強になるのは当たり前。

実務経験でも積極的に仕事をして、資格勉強なども必死でやれよ。

……そういうお叱りを受けそうです。


現に、そういう方は多いです。

中途でビル設備管理業界に入ってきて、空き時間などは試験勉強などを頑張っている人。

自分も、そうするつもりでした。そうなるつもりでした。


でも……。

この2年半でしみじみ実感しました。

自分は、設備管理系の学習には、興味が持てない

……ということを。

また、

自分は、設備管理系の分野で向上心が持てない

……ということも。

誤解ないように言いますと、現在でも業務自体は真面目にやっています。

(でも、ビル管理士・建築物環境衛生管理技術者試験の勉強は全く身が入らずボロボロでした)


学習をして楽しい分野は、やっぱりIT系で……。

自分の中に存在する、知識・スキルのバックボーンを改めて考えると……。

やっぱり自分はIT業界の人間だったんだなぁ

……と、思うのです。


では、「IT業界に戻りたいのか?」

と訊かれるなら、否定します。

前述もしましたが、前職を辞めたこと自体は後悔してませんし、

そもそも、何回も心身を壊して休職した事実から考えても、

前職のIT業界(システムエンジニア職)は、

自分にとっては、キャパシティオーバーな仕事だったと思います。

ということは、つまり……。

学生時代に情報系の道を選択したこと自体が、いま思うと、間違いだった。

とも言えます。


(2)それでも2年半も頑張れたのなら失敗でもない


上記したように、

仕事の内容自体には、興味が持てない・向上心が持てない

……といった状況ではありますが、

こんな精神状態であっても、2年半もの間、なんとか続けられたというのも、

ある意味、ビル設備管理・ビルメンテナンス業界ならではなのかもしれません。

(誤解無いように言いますと、決して仕事自体は楽ではないです!割と必死です!)


(3)そもそも中高年での転職は選択肢が無い


過去記事で何度も言っていることですが。

中高年、特に50歳手前という年齢での転職活動は、本当に厳しく、無理ゲーです。

もう選択肢が限られてしまいます。

そういう状況で選択したのが、いまの職業なので、その意味では、

上記(1)のような気持ちになること自体は、無理ないとも思います。


(4)仕事観は年齢で変わってくる


  • (a) 仕事はあくまでも生活費を稼ぐためだけにやっている

  • (b) 仕事には必ずしも向上心は必要ない

  • (c) 仕事が好きである必要はない

  • (d) 仕事をしなくて済むなら仕事はしたくない


このような割り切った考え方は、特に若い人には受け入れられないかもしれません。

自分も、20代の頃だったら、否定していたかもしれません。

いやもしかすると、新卒から続いていた前職のままなら、いまでも否定したかもしれません。

また、「こういう考えの人は不幸だ」とも言われるかもしれません。

でも、いまの自分の正直な気持ちなのです。


(5)職業の選択は本当に度し難い(特に高年齢になってからは)


上記(1)にて、

IT業界は自分にとって、キャパシティオーバーだった

と言いましたが。

それでも、25年以上も勤められたという意味では、自分には合っていた分野だとも思います。

一方で、これはもう妄想でしかないのですが……

もしも学生時代から電気科などに進んでいて、新卒から設備管理系の仕事に就いていたなら

果たしてどうだっただろうか?

……などと妄想することもあります。正直、わかりませんが。


ネットなどの情報を見ると、どうしても、「意識高い系」の意見が多いです。

ブログなどで情報発信するような人は、そもそも「意識高い系」が多いのだと思います。

「意識高い系」の人からすると、上記(4)のような仕事観は、許せないかもしれません。

しかしながら。

自分の約30年に及ぶ職業経験を総括するなら、最終的には(4)のような仕事観に収れんして行く

と思います。


まとめ…のようなもの


結局何が言いたいんだ?……という感想をお持ちの方もいると思いますが。

アラフィフという年齢で、初めて転職というものをした者として、

いまどういう気持ちでいるかを正直に言ってみた、というだけです。

けっこう「意識低い」ですし、「後ろ向き」とも取れる気持ちなので、

お叱りを受けそうですが、すみません。

いまの自分は本当にこういう気持ちなのです。


世の中、というかネット上で情報発信している方々は、「意識高い系」が多いので、

自分のような「意識低い系」の意見も発信してみようと思った次第であります。

誰かの参考になれば幸いです。


kf7757.hatenablog.com


kf7757.hatenablog.com


電験は強い資格…特高の電気主任技術者に選任されて思うこと


電験は強い資格…特高電気主任技術者に選任されて思うこと


2021年度(2021年4月以降)になり、当ブログの更新も疎かになっていました。

電験は本当にいろんな意味で「強い」資格だなぁ…と感じます。

その理由は後述します。


未経験で異業界異業種への転職をして2年目。

けっこう、2年目の苦しみを味わいました。まだ継続中です。

ビル設備管理の世界は、現場が変わるとイチからその場所の様々なことを覚えなければならない割に、けっこう人事異動が多いです。

まだまだ知らないこと、できないことのほうが圧倒的に多い未熟者

である私ですが、新たに配属されてきた人に対して、「業務を教える」ということをしなければなりません。

1年目も苦しかったですが、ある意味では2年目のほうが苦しいです。

よく、「仕事は3年は続けたほうがよい」などと言います。

これも、こうした2年目の苦しみなどを経験した方が良いということなのでしょう。


そして、さらに2年目の私に起こった大きなこととしては…


特別高圧受電の「電気主任技術者」に選任されてしまいました


あろうことか、自分が勤務するビルの所長が急きょ異動となり、「電気主任技術者」の免状を持つ人間が、自分だけとなってしまい…

特別高圧受電の「電気主任技術者」に選任されることになってしまいました

このブログにも過去記事で書いていますように、もともとはシステムエンジニア

もともとは学生時代からIT系の、設備管理はド素人の人間です。

実際に昨年から、ビル設備管理業界に入ってみて思うことは、

電気主任技術者なんて、ペーパー試験合格だけの未経験者には、いきなり務まるわけない」

ということでした。

正直、いきなり電気主任者の選任の話をされたときは、内心では「冗談じゃない!」と叫びたかったです。


電気事業法などの法律においては、電気設備の一大イベントである、ビルの全館停電を伴う「年次点検」をはじめ、その需要場所における工事・点検のすべてについて、選任された電気主任技術者の指揮監督のもとで行うことになります。

万が一、事故が発生した場合には、その対応が求められることはもちろん、一義的な責任も電気主任技術者の責任になります。

そのほか、日々の安定的な電気設備の機能維持や、他の需要者への波及事故の防止や、自ビル側の各利用者への電気の安定供給の責任も背負うことになります。


こんな重大な責任。実務経験が不足している人間には無理。

そう思いました。(実は今でもその思いはあります)

正直、ガクブル状態です。


それでも電験免状保持者でなければ電気主任技術者にはなれない


現場経験では、自分よりも圧倒的に豊富な先輩社員もいます。

新たに所長になられた方も同様です。

自分などよりも、あらゆる面で経験は上です。

(自分が経験不足なことは、誰よりも自覚しています)

それでも、法律のうえでは、電験免状保持者でなければ電気主任技術者になれません。


電気主任に選任されて以降、以下のことを経験しました。

  • (1) 他現場が人手不足となり自現場から人の引き抜き(異動)の話があがったが、自分は電気主任であることを理由に対象から外された

  • (2) 他現場への補勤(要は一時的な助っ人要員)の話があったときも、上記と同じ理由で対象から外された

  • (3) 自社で行う電気設備の月次点検は、シフト上、自分が出勤する日に行うことになった

  • (4) 年次点検の委託会社からは、電気主任として扱われた

  • (5) 停電を伴う年次点検では、電気主任としての振る舞いを求められた

  • (6) 受電設備の点検や更新などの工事のときも、電気主任として監督を行った

  • (7) 遅まきながら自現場の受電設備について嫌でも学習し知るようになってきた


異動の話が良い話か悪い話かは状況によりますが、

上記の(1)(2)では、電気主任であることにより、他現場への異動から守られているとも言えます。

別に役職などにより偉くなったわけでも何でもないのですが、

良くも悪くも自分が電気主任であることが理由で、その月の点検計画も、自分の出勤シフトから影響を受けるようになりました。

そして、望むと望まざるとに関わらず、電気の点検や工事を行う委託会社などからは、電気主任として接せられる(逆に言えば電気主任としての振る舞いを強制される)ことになります。

また、(7)でも挙げましたが、嫌でも自分の現場の電気設備について学習することにもなりました。

(いや、まだまだ全然、知識不足なことを自覚していますが…)


良いことか悪いことかはさておき…

電気主任技術者として選任されたことにより、

自分自身も、周囲の人間や会社も、影響を受けたということになります。

そして、法律のうえでは、

電験免状保持者でなければ選任の電気主任技術者にはなれないのです。


電験は強い資格だと改めて思います


未来のことはまったくわかりません。

来年の今ごろ、果たして同じ仕事、同じ会社に在籍しているか…

本当にわかりません。

それでも、年齢で言えばだいたい50歳という自分ですが、

いまの会社を辞めても、贅沢な条件を付けなければ、転職先はあるだろうと思います。

これは、中高年の転職・再就職の世界がとても厳しい世界だという事実からすれば、とてつもなく幸運なことです。


電験も3種であれば、正直、その資格免状だけで、そこまで世界が変わることはないです。

(2種だと、資格免状だけで、けっこう世界が変わると聞きますが…)

それでも、上述したように、

電験免状保持者でなければ選任の電気主任技術者にはなれない

…という事実は、かなり大きく、重いです。


私は2年前までIT系企業に居て、IT系の国家資格やベンダー資格も合格してきました。

しかし、IT系の試験はすべて、いうなれば「免許」ではなく、「知識認定」としての試験ばかりでした。

電験電気主任技術者)のような、本当の意味での「免許」ではなかったのです。


kf7757.hatenablog.com


電験は、法的な拘束力のある「業務独占資格」「必置資格」です。

その影響力を、改めて実感したところです。

電験3種を取得した頃は、もう3種の勉強だけでもいっぱいいっぱいで、とても「その先」を考える余裕はありませんでした。

しかし、3種でこれだけの強さがあるのなら、2種だとどういう世界になるんだろう…?

…という興味は、最近になって徐々に湧いてきました。

まぁ、自分の今の仕事的には、次は「ビル管理士」(建築物環境衛生管理技術者)なんでしょうけれど…


電験3種は意味ないという情報に対する意見


終わりに、ネット上でよく見る「電験3種なんて頑張って取得しても意味ない」というネガティブな言葉への意見をしたいと思います。


電気主任の仕事自体が、あまり利益を発生させるような仕事ではないためか、

給料アップにつながるか? …というと、微妙です。

少なくとも自分は、前職のIT系(システムエンジニア)よりも大幅に収入は減少しました。

電験3種レベルだと、けっこう安い給料で使われている現状はあると思います。

電験2種以上だと、かなり希少価値が付くため、そこそこ高めのオファーもあるようですが…

何れにしても、責任に比較して、割りに合わないという意見も、間違いではないでしょう。


電験を試験合格して取得しただけでは、実務経験がないため、意味がないという意見。

これも、半分は正解だと思います。

何より、いまの自分自身が強く感じています。試験に合格しただけの人間には務まらないと…

なので、高圧受電設備の点検を専門に請負う電気保安会社では、未経験者はなかなか採用されません。

しかし、そもそも電験の考え方としては…

電気主任技術者の免状を取得してからがスタート

…なのです。

どのような仕事も実務経験がない人には務まらないのは同じです。

しかし、電験の主催者や経済産業省の側の考え方としては、

電気の基礎知識を持っていない人(電験の免状不取得者)が実務を行い事故を発生させる

…ということを、最も恐れているのです。

なので、電気保安の実務を行ううえでも、まず電験の資格が必要であり、

持っていない人が電気保安会社にいるのなら、「まずは電験の免状を取れ」ということになります。

電験の免状を持っているということは、スタートラインに立つということなのです。


ネガティブな情報を、けっこう認めてしまっているような気がしますが…

それでも、私は、電験はとても強い資格だと思います。

この記事の前の方でも記しましたが…

就職事情がとても厳しい中高年であっても、「電験」+「選任経験」があれば、ぜいたくな条件を付けなければ、就職先がないということはありえません。

そして、そもそも選任には免状が必須であるため、未経験者でも、免状を持っている場合は、相当に有利だと思います。


将来的に、電気設備は増加するのにも関わらず、3種を含めた電気主任技術者は不足するというデータがあります。

現在、直近で特に不足感が強いのは、郊外にある太陽光発電設備などの66kV級の設備なので、2種が不足していると言われています。

しかし、22kV受電設備などから、上記の66kVなどに2種人材が引き抜かれることや、保安協会が抱えている3種人材も高齢化が進んでおり、数年後には後期高齢者になることによる大量退職も予想されています。

上述の通り、単に免状を取得しただけでは、すぐに実務を行えない仕事だということは、逆に言えば、早い段階から免状だけでも取得しておいたほうが良いとも言えるのです。


jhk-or.jp


xtech.nikkei.com


自分は本当に、実務経験はほぼない、電気主任としてはまだまだの人間であることは自覚しています。

経験も知識も不足していますし、メンタルも強いわけではありません。

なので、この先、いまの仕事を続けていけるかもわかりません。

こんな私ですが、法的には特高設備の電気主任に選任されています。

経験豊富な他の電気主任の皆さんからすれば、お叱りを受けるような内容かもしれません。

それでも、こういう電気主任も居るんだということを発信することにより、誰かのご参考になれば幸いと思い、記した次第です。


2021年度は、精神的にも資格取得を頑張る状況ではありませんでした。

来年は、少しは頑張りたいと思っています。


資格に助けられたこと


資格に助けられたこと


資格に関してはネット上でも様々な意見があり、ポジティブなものも、ネガティブなものも散見されます。

私は、1990年代(就職氷河期)に新卒でIT企業(システムインテグレーター大企業)に入り、そこで25年以上勤めたあと、昨年、40歳代後半で転職活動をして、IT業界とは全く異なる業種(ビル設備管理)に転職しました。

そのような経歴の中で、自分としては…

「資格に助けられた」

…と感じています。

それを、ほんの少しだけ書きたいと思います。


どの資格に助けられたかというと…

…特に挙げるなら、この2つです。


第二種情報処理技術者試験 (新卒時)


このブログの過去記事でも書いていますが、私の最終学歴は大卒ではありません。

しかしながら、新卒で入社したIT企業では、大卒と全く変わらない仕事内容、待遇で働けました。

その要因の一つは、学生時代に「第二種情報処理技術者試験」に合格していたからだと思います。

(※)注記も参照のこと


「第二種情報処理技術者試験」は、現在の「基本情報技術者試験」の前身となっている試験です。

1990年代当時、国家試験の「情報処理技術者試験」としては…

…という種類しかありませんでした。(通常のプログラマーシステムエンジニア向けとしては)

そして、第二種でも、合格率は10~15パーセント程度と、現在の基本情報よりも低かったです。

難易度については、ここでは詳細には触れませんが、情報系の専門学校では、第二種の合格に向けた合宿が企画されるなど、学生のうちに合格できる者は、そんなに多くはなかったレベルです。


無論、この試験の合格証、一本のみで、就職が有利に働くことはないです。

  • 学校の成績自体が、かなり上位だったこと

  • 当時の学校の担任教師から、そのIT企業を勧めてもらったこと

  • 学校において、文芸系サークルの立ち上げに関わったことなどの経験が、採用面接の際、当時の役員に評価されたこと

…などといったことが重なったのが、要因だと考えています。

それでも、当時、大卒が基本だった採用枠に、非大卒の自分が入り込めたことは、

「第二種情報処理技術者試験」の合格証があってはじめて可能となったことでした。


その後、IT企業に入社した後にも、「第一種情報処理技術者試験」など、様々な試験に挑戦しました。


kf7757.hatenablog.com


第三種電気主任技術者試験 (転職時)


電験三種については、ネット上でも、肯定的な意見、否定的な意見、様々です。

電験三種は非常に有名な国家資格なので、その詳細については、ここでは触れません。


40歳代後半という中高年になってから、非常に厳しい転職活動を経験した身としては…

電験三種の最大の効果は…

年齢ハードルを10歳くらい下げてもらえる効果(書類選考時)

…だと思っています。

(10歳くらいというのは私の個人的な体感です)


具体的には…

転職活動時の私の状況としては、以下のようなものでした。

  • 年齢:40代後半 資格:電験三種,電工二種ほか 実務経験:なし

「年齢ハードルが10歳下がる」というのは、

上記のスペックが、下記と同等になるということです。

  • 年齢:30代後半 資格:電工二種ほか 実務経験:なし

もしも、電験三種の資格がなかったら…

  • 年齢:40代後半 資格:電工二種ほか 実務経験:なし

…というスペックで、就職に臨むことになったでしょう。

その場合は、少なくとも今の会社には入れなかった可能性が高いです。

ひょっとすると転職活動自体していなかったか、しても長期化していたでしょう。


このブログでも「年齢差別」の件は、何度も書きました。

転職・再就職の世界では、「年齢」こそが、最も重要なものになります。

ある意味、「若さ」というものは、最高の資格である、とも言えます。

そのような世界において、「年齢」の壁を、ある程度ならブチ破れる効果がある。

それが電験三種であると感じています。


無論、実際には資格だけで何でも有利になる訳はありません。

上記の効果も、あくまでも「書類選考」のときに限ります。

書類選考を通過しても、面接では効果は殆どありません。


中高年で採用されるには…

  • 下手なプライドは捨ててゼロから謙虚に学んでいく姿勢

  • 自分の子供よりも若い人であっても先輩として接する姿勢

…といった、マインドセットの構築が何よりも重要となります。


(関連過去記事)

kf7757.hatenablog.com


また、いくら「電気主任技術者」の免状を持っていると言っても、

ペーパー免状のみの未経験の状態では、

いきなり本当の電気主任技術者として選任されても、何もできないです。


自分でもそれがわかっていたので、面接のときには…

「自分は電験の免状を持ってはいますが未経験者ですので、イチから勉強させていただきたいです」

…と、はっきり言いました。

あまり「未経験」を強調しても不利になるかもしれないとも考えましたが、下手に未経験なのに、いきなり電気主任として選任されて地獄を見るよりは、不採用のほうがマシだと考えました。


それに、これは入社してから感じたことですが…

会社側からも未経験でも電気主任技術者の免状持ちを確保するメリットがあります。

  • 22KV特別高圧受電設備の現場には、とにかく免状を持っている者が必要なので、選任者以外にも確保しておくことで、不測の事態に備えられる

  • 電験3種では66KV級には対応できないものの、電験2種持ちが太陽光や66KV側に引き抜かれてしまうことで、22KV側も人が不足する可能性があり、それに備えられる

  • 免状保有者をなるべく多く確保することで会社としてのイメージアップにつながる


資格とるとる詐欺と成功者バイアスには気をつけよう


何事も経験…とは、よく言ったもので…

本当に、どんな資格・試験でも、本当の難易度や、価値は、

実際に勉強し、受験し、合格してみないとわかりません。


ネット上には、資格の難易度、ランキング情報などがたくさんあります。

難易度や、価値のことを記事にしたブログなどもたくさんあります。

しかし、その記事を書いた人が、

実際に勉強し、受験し、合格したわけではない

…という場合も多いです。

中には、これから勉強して取得しようと思っている

…というだけの人が書いている場合もあります。

その人には、まったく悪気はないのかもしれませんが、

説得力が欠ける内容になってしまっていることは否めません。


逆に、成功者バイアス(生存者バイアス)という現象もあります。

自分が試験に合格した経験をふまえて、

「あんな試験、たいして難しくないよ。誰でも合格できるよ」

…などと言っている人が、よくいます。

これは、成功者バイアス(生存者バイアス)がかかった意見かもしれません。


成功者バイアス(生存者バイアス)

生存者バイアス - Wikipedia


難関資格である電験三種でさえも、

「過去問集を3周すれば受かる」

などと本気で言っている人がいます。

一つの設問をパッと見すると、非常に簡潔な設問で、たしかにかんたんだと錯覚してしまいます。

しかし、それを解答するには、非常に複雑な計算を行う必要があるというのが電験の問題です。

そういった問題が数百も載っている問題集を、3周できるなら、たしかに合格も見えて来ますが…

実際には、決して簡単にはできない…

それが電験なんですが…

(そして過去問と同じ問題は絶対に出ません)


ネット上の、経験を伴わない意見や情報にまどわされないよう、注意が必要です。


(※)注記

なお、下記の過去記事でも言っておりますが、IT系の情報処理技術者試験は、

より厳密に言うなら、「国家試験」ではありますが、「国家資格」ではありません。

(つまりライセンスとしての「資格」ではなく、認定する「試験」ということ)


kf7757.hatenablog.com


勤続年数の価値…勤続年数至上主義


勤続年数の価値…勤続年数至上主義


子供の頃、私は転校した経験があります。

流石に小学生低学年でしたので、そんなに大きな影響はありませんでしたが…

これがもしも小学生高学年以上(中学生時、高校生時含め)であれば、私は卒業時まで「転校生」「転校してきたやつ」という目で周囲から見られたかもしれません。

そうした目で見られることが、必ずしも悪いこととは限りません。

もちろんいっさい気にしない人もたくさん居ます。

本人も周囲に馴染むように頑張って、友達を作るなど、良好な人間関係を構築できれば、大した問題ではありません。

しかし、そう、それでも、「本人も周囲に馴染むように頑張って」といったような努力が必要なのも確かです。

また、特に大して仲が良くない知り合い程度の人たちからは、「ああ2年の2学期に転校してきたあいつか」などと言われたりします。


学生時代は、まだ良いのです。(まぁ、学生時代ならではの苦しさもありますが)

卒業するまでの我慢なのですから…


日本的な企業組織では新卒入社組がいちばん強い


日本的な組織では、新卒一括採用として入社した人が、最も「強い」です。

その組織の内部では…


入社したての数年では、その事実に本人も全く気づかないでしょうが…。

ざっと思いつくだけでも、下記のような強みがあります。


  • (1)同期入社という明確な集団にはじめから属している

  • (2)新卒だけに特化した手厚い教育プログラムを受けることができる

  • (3)年次が上がるに従って地位(職位に限らず)が上がる

  • (4)組織の中で出世しやすい

  • (5)同じ勤続年数の中途入社者に比べ様々な点で発言力・影響力がある


特に「強い」という点は、(3)(4)(5)の部分です。

(3)の地位というのは、フォーマルな(表面的な)職位などだけではありません。

先輩後輩の関係といった、インフォーマルな部分だけでも、重要な点になります。

例えば新卒入社して、その組織に10年在籍すれば、

自動的に自分の下には9年分の「後輩」ができます

職位が低くても、「先輩」という地位が得られるのです。

特に若手の頃は、一年でも先輩だと、それだけで頭が上がらないことが多いです。

そして、その先輩後輩の関係というのは、永久に変わらない関係なのです。

たとえ、自分よりも後輩が、自分よりも上の職位に出世した場合でも…

その後輩から見れば、自分は先輩であることには変わりません。

もちろん、表面的には部下としての振る舞いが必要ですが、その後輩からすれば、先輩をムゲに扱うことはできないわけです。


このような日本的な組織の中で…

例えば、新卒入社して、15年在籍したとします。

実際に職位がどの程度上がるかはさておき、少なくとも14年分の後輩が社内には居るわけです。

社内の人数構成を考えた場合、ひょっとすると、全社員の半数くらいは「後輩」かもしれません。

自分自身はたいして出世していなくとも、指導した後輩が出世するかもしれません。

その後輩から見たら、自分は永久に先輩であることには変わらないのです。

この状況が、いかに「強い」状況か…

…というわけです。


中途入社組であっても勤続年数は一定の価値がある


新卒組ほど明確ではないにせよ、中途組であっても、前述と同じ理由で、勤続年数を積み重ねれば、積み重ねるほど、「強く」なっていきます。

中途入社者は、はじめは、本当にゼロからの再スタートとなります。

同じ時期に入社した新卒組よりも、事実上、下からのスタートとなります。

それでも、1年頑張れば、1年分、3年頑張れば、3年分の、信用が徐々に積み上がっていきます。

年齢に関わらずゼロからのスタートという部分以外は、勤続年数が上がれば社内的な地位が上がっていく理屈は新卒と同じです。


私は、こうした日本的なカルチャーは、正直言って、キライです。

しかし、現実は現実として、受け止める必要があると思っています。


やりなおしがきかない日本社会


もっと転職が一般的になり、ポジティブな転職が多くなり、上述したような、「勤続年数至上主義」的なカルチャーがなくなれば良いのですが…

現実には、まだまだそれは先だとも感じます。

すべての元凶は、「新卒一括採用システム」にあります。

新卒一括採用システムが破壊されない限り、「勤続年数至上主義」は、なくならない気がします。

それは、よく言われる「やりなおしがきかない日本社会」の元凶でもあります。


私が望むことは、

新卒一括採用システムの破壊、そして、

年齢差別の徹底禁止(法的規制)であります。


kf7757.hatenablog.com


就職氷河期世代を救うためには年齢差別をなくすことが最優先


就職氷河期世代を救うためには年齢差別をなくすことが最優先


コロナ禍もあいまって、いわゆる就職氷河期世代が、ただでさえ苦境にあった中、更に追い打ちをかけられるように苦しい状況に陥っている…。

ネット上のニュース記事でも、最近、再び「氷河期世代」がキーワードとして上がっているようです。


「生きて苦しむより、死んだほうがマシ」就職氷河期世代、51歳男性の絶望

president.jp


なお、就職氷河期とはどの世代を指すのか、について、「おおむね35歳~45歳の世代」という説を、公共機関も含めて言っているようですが…

それは間違いです

(下記の過去記事も参照)


kf7757.hatenablog.com


氷河期世代とは1993年に新卒になった世代以降を指します。

すでに50歳になっている人も居ます。


よく、氷河期世代は…

  • (1)順当にスキルを積むことができなかった

  • (2)順当に経験を積むことができなかった

この「スキル」「経験」の不足が、問題だと言われています。

でも、それは一番の問題ではありません


就職氷河期世代は、何よりも…

年齢差別のために苦しんできたのです。


1990年代初頭のバブル崩壊という、大不況の世の中で、新卒時の就職に苦しんだ世代ですが…

世の中の景気が回復したときに、年齢差別を受けなければ、ここまで苦しまずに済んだはずです。

たとえば、年齢が30歳になっていたとしても、

給料や待遇は20代の新卒と同等で良いから(むしろ新卒同等を希望して)正社員として雇ってほしい…

こう思っていた人は、たくさん居るでしょう。

しかし、年齢を理由に、「貴方は既卒」(新卒ではない)とされる。

そして、新卒ではないので、「年齢相応のスキル・経験がないとダメ」

…と、採用する企業は言います。

では…

「年齢相応のスキル・経験」を持っていれば、順当に採用してくれるでしょうか。

実は、それでもダメなのです。

多くの企業では、

「人手不足だから未経験者でも良いから人が欲しい」と言っておきながら、

「それでも中高年は不要」というスタンスです。

これが、いまの日本社会です。


kf7757.hatenablog.com


なので、いま現在、50歳になろうという氷河期世代に対して、

職業訓練プログラム」などの対策を、いくら打ったとしても…

企業側が、「中高年はいりません」と言っている状況である限り、

大して効果は得られないのです。


年齢差別をなくすには法律による規制が必要


採用する側の「気持ち」を素直に考えるなら…

「できれば若いフレッシュな人が欲しい」

…というのも、素直な「気持ち」的には、まぁ、そうだよね、とも思います。(※)

だからこそ、単に形式的に「年齢を理由に不採用にしてはいけない」

などと、いくら規制をかけたところで、

企業側は、年齢ではない理由をつけて不採用にするという、いまと同じことが繰り返されるだけです。


なので、

中高年の人材を雇い入れた場合、採用した企業にもインセンティブ(メリット)が得られるような、法律的な制度を作るしかありません。

例えば、下記のようなものです。

  • 中高年の人材を雇い入れた場合に企業に補助金が支給される

  • 上記の人材を一定期間継続的に雇用した場合に企業に補助金が支給される

いまの政府は、お金を出すことを異様に嫌いますが、

(また、特定世代に対して優遇することを反対する人も居ますが)

氷河期世代の多くが、生活保護に回った場合を考えれば、国の財政的にもよっぽど良いはずです。


(※)

気持ち的に、まぁ、そうだよね、と思うからと言って、それが許されて良いとも思いません。

例えば…

「ある人が自分にひどいことをしたから、この人を衝動に駆られて殴る」

…という、気持ちに従った行為でも、傷害罪という犯罪になります。

これと同じで、気持ちに従った行為でも、いけないことはあります。

年齢差別も、同じように、いけないことだという意識を高める必要があります。


年齢差別された経験はけっこう尾を引く


私も思うところがあり、昨年、新卒以降25年以上勤めた会社を辞めて、まったく別業界に転職しました。

私は氷河期世代でありながら、一応は新卒時に就職できた方だったので、その意味では恵まれていたと思います。

そんな私ですが、昨年の転職時には、コロナ禍になる直前であったにも関わらず、

ものすごい年齢差別を受けました。


前職がIT企業だったので、IT系の仕事については、25年以上の経験もあります。

やはり、可能であれば、これまでの経験を活かせる就職先に転職したいと考えるのが人情。

しかし…

  • 40歳代後半という年齢

  • この年齢にして転職経験ゼロ

…という、転職に不利な条件があり、IT業界への転職はできませんでした。

スキル・経験がマッチしないという理由ならまだしも、

年齢という本人の努力では何も変えられない部分を理由に選択肢がなくなるという経験は…

けっこう尾を引いています。


本当に、世の中から年齢差別がなくなることを希望します。

世の中に、中高年世代の失業者があふれてしまわないように…


kf7757.hatenablog.com


転職してよかったことはたったひとつ


転職してよかったことはたったひとつ


最初に断っておくと、前職を辞めたこと自体には、後悔はありません。

辞めるべくして辞めたと思っています。

それでも、いまの日本社会においては、以下のことが厳然としてあります。


転職という行為は基本的にはマイナス方向に評価される


「そんなことはない」と反論する人も居ると思いますが、「基本的には」という言葉をつけて、私はこのように断言します。


転職して、純粋に生活の質や収入が向上している人も、もちろんたくさん居ます。

ネットやSNSなどでも、そういう人の声の方が多いでしょう。

しかし、人の性質として、成功体験を発信するのは簡単ですが、失敗体験を発信するのは相当に精神力が必要となります。

自分の失敗体験や、非常に辛かった経験などは、基本的に、誰にも言いたくなくなります。

「成功者バイアス」(生存者バイアス)という言葉もあります。

ネットなどに出回っている「声」は、一部の成功体験の方に、相当バイアスがかかっている情報であると思います。

そもそも、何を持って「成功」と言うかは、人それぞれなのですが、そこにはひとまず言及しないとしても…。


転職して、純粋に生活の質や収入が向上し、「転職は成功だった」と真に思っている人が居る…、

その一方で…。

  • (1)「転職したこと自体には後悔はないけど、たくさんのものも失った」

  • (2)「転職したこと自体には後悔はないけど、新しい職場では想像を絶する苦労をした」

  • (3)「正直、転職は失敗だった。しない方が良かった」

…などと、思う人も、たくさん居るのではないかと思います。


学校の入学試験や、資格試験の受験にも見られる現象ですが…。

例えば合格率20パーセントの試験だった場合、1人の合格者が居る一方で、4人の不合格者が居るわけです。

しかし、世間に声として広まるのは、20パーセントの合格者の声だけです。


「成功者バイアス」(生存者バイアス)については、ウィキペディア百科事典もご確認ください。

ja.wikipedia.org


ジョブホッパーは嫌われるけれど…


ジョブホッパーという言葉があります。

様々な仕事・様々な会社を、渡り歩くような人。

職を転々とする人。

つまり、転職回数が多い人が、このような言われ方をすることが多いようです。

(実際には、転職する事情は人それぞれですので、単純に転職回数だけを見て、ジョブホッパー扱いするのはひどいとも思いますが…)


なぜジョブホッパーが良い印象を持たれないのか…。

採用する側からすると…

これまで職を転々としてきた経歴のように…

  • 「短期間で辞められてしまうのでは…」

  • 「職場に馴染めずにトラブルが発生するのでは…」

…という心配をしてしまうからです。


その心配する気持ちは、わからなくもないです。

それでも、転職回数だけを見て、そういう心配をされてしまうことには、なかなか納得はできません。


ジョブホッパーだとしても、下記のような利点もあるはずなのです。

  • 様々な職場で様々な経験を積んできた

  • 様々な職場でイチからキャリアや人間関係を再構築する経験を積んできた

…こうした経験という利点があるはずなのですが…。


しかし、現実としては、転職回数が多いだけで、そういう目で見られてしまいます。


それなら、転職回数は少なければ少ない方が良いのか?


…と、思いますよね?

ところが、世の中は、理不尽です。


転職未経験(転職回数ゼロ)はそれはそれでマイナス評価される


転職未経験(転職回数ゼロ)はそれはそれでマイナス評価されるのです。

特に自分のような中高年になって、初めて転職をするような人は、敬遠されます。

それはもう思いっきり敬遠されます。


転職が初めての人の場合…

キャリアや人間関係をイチから再構築した経験がないので…

  • 「短期間で辞められてしまうのでは…」

  • 「職場に馴染めずにトラブルが発生するのでは…」

…という心配をしてしまうからです。(ジョブホッパーへの心配と同じ)

また…

「長年勤めてきた会社をなぜこの歳になって辞めるのか」

「病気とかトラブルとか、そういうマイナス事情があったのではないか」

…などと、疑われるのです。


もうどっちやねん!

と叫びたくなります。

これは…

中途採用を行っているというわりに、採用する側というのは、

中途採用者を信用していない、ということでもあります。

現に、前の職場を辞めている(または辞める予定でいる)というマイナスの実績があるから。

「前職を辞めた(辞める)理由」

これを、絶対に聞いてくるのは、こういう理由でもあります。


退職理由は、ネガティブな理由だと、どこでも嫌われます。

なので、ポジティブな理由を、皆いうわけですが…

転職しようとしている立場の人間からすれば、

実際の退職理由は、ほとんどがネガティブなものです。

採用する方だって、内心ではわかっているはずです。


話を戻しますと…。


転職で得られる最大のメリットは…


それは…


転職という経験ができたこと…それ自体です。


転職活動そのものの経験です。


いま、何らかの職業で働いている人なら、わかると思いますが…。

働いてみて、就職してみて、もっとも良かったと思うことは、

お金を得られること、社会とつながりを持てることなども確かにありますが…

働くという経験ができたことが最大のメリットとは感じないでしょうか。


転職の経験というのはものすごい人生経験になります。

転職の経験というのは、上記の「働くこと自体の経験」と並べられるほどの、人生経験になります。

良い経験か、悪い経験か、それはともかくですが…。

すごい人生経験になる、ということは確かです。


逆に言うならば、いまだに日本社会においては、転職は気軽にできるものではない

ということでもあります。

年齢差別は本当にすさまじいです。

また…。

所属している会社を辞めるということは「裏切り者」という扱いになります。

どんなに円満に退職したとしても、

「結婚」や「介護」などという家庭の事情での退職ではない限り、

裏切り者とされてしまいます。

それはつまり、転職することで、仕事上で培ってきた人間関係もゼロクリアされることを意味します。


転職すると…

  • 人間関係がゼロクリアされイチからの再構築を迫られます

  • 転職先では最底辺の新人(新卒よりも下)として再スタートとなります

  • 収入は下がる場合が多いです(特に中高年では)


世の中にある「成功者バイアス」が多分にかかった情報だけを鵜呑みにするのは危険です。


何歳になろうとも転職がもっと気軽にできる世の中になって欲しい


転職が日本よりも当たり前とされる諸外国では、どうなのでしょうか。

それは経験がないのでわかりませんが…


「終身雇用は崩壊した」

そういうのならば…

何歳になろうとも、転職が、もっと気軽にできる世の中になって欲しい

年齢差別がされない世の中になって欲しい

…そう強く願うところです。


kf7757.hatenablog.com


kf7757.hatenablog.com


kf7757.hatenablog.com


資格/試験 取得一覧 (2020年まで)


資格/試験 取得一覧 (2020年まで)


SEQ.取得年 資格/試験名称


  • 01 1991年 情報処理能力認定試験A級

  • 02 1991年 第二種情報処理技術者試験 (国家試験)

  • 03 1995年 第一種情報処理技術者試験 (国家試験)

  • 04 1995年 パーソナルコンピュータ利用技術認定試験4級

  • 05 1995年 パーソナルコンピュータ利用技術認定試験3級

  • 06 1997年 パーソナルコンピュータ利用技術認定試験2級

  • 07 2000年 ORACLE MASTER Silver 7/8 共通 (旧制度)

  • 08 2003年 IBM DB2グローバルマスター・エンジニア

  • 09 2003年 IBM DB2グローバルマスター・エキスパート(管理)

  • 10 2004年 UMLモデリング技能認定試験レベル1 (UMTP L1)

  • 11 2008年 Cosminexus認定アプリケーション・エンジニア

  • 12 2008年 Cosminexus認定プラットフォーム・エンジニア

  • 13 2008年 Cosminexus認定アプリケーション・スペシャリスト

  • 14 2008年 Cosminexus認定プラットフォーム・スペシャリスト

  • 15 2009年 UMLモデリング技能認定試験レベル2 (UMTP L2)

  • 16 2016年 LPI Linux技術者認定資格 レベル1 (LPIC L1)

  • 17 2017年 ORACLE MASTER Bronze Database 11g

  • 18 2017年 ORACLE MASTER Silver Database 11g (Oracle Certified Associate)

  • 19 2017年 無線従事者 第三級陸上特殊無線技士 (国家試験,国家資格)

  • 20 2017年 無線従事者 航空特殊無線技士 (国家試験,国家資格)

  • 21 2017年 電気通信設備 工事担任者DD第三種 (国家試験,国家資格)

  • 22 2018年 電気通信設備 工事担任者DD第一種 (国家試験,国家資格)

  • 23 2018年 無線従事者 第一級陸上特殊無線技士 (国家試験,国家資格)

  • 24 2018年 第二種電気工事士 (国家試験,国家資格)

  • 25 2019年 第一種電気工事士 (国家試験,国家資格)※合格証のみ

  • 26 2019年 認定電気工事従事者(国家資格)

  • 27 2019年 初級ソフトウェア品質技術者 (民間資格)

  • 28 2019年 第三種電気主任技術者試験 (国家試験,国家資格)

  • 29 2020年 防災センター要員講習修了証 (国家資格)

  • 30 2020年 自衛消防業務講習修了証 (国家資格)

  • 31 2020年 自衛消防技術試験(自衛消防技術認定証) (国家試験,国家資格)


今年は、消防系の3資格のみ。(上記,29~31)

そのうち2つは講習で取得したので、純粋に勉強して試験を受けて取得したのは、「自衛消防技術試験」のみ、という低調ぶりでした。


いま現在、自分でもびっくりするほど、勉強へのモチベーションが上がりません

転職前、まだSE(システムエンジニア)だった頃には、あれほど自己学習をしていた事実が、今では信じられない程です。


今年は、新卒以来25年以上、勤めてきた会社を辞めて、転職しました。

人生初の転職。

IT業界(SE:システムエンジニア職)から、まったくの未経験・異業種への転職。

今年は、もうこれが最大の出来事でした。

世の中に存在する、闇というか、すさまじい「年齢差別」も経験しました


「楽しい」と思えたり「興味がある」と思えたりすることは勉強にとって重要


ネットでよく書かれている、「ビルメン4点セット」という資格。

これも、取得しなければいけないと思い、実は、第三種冷凍機械責任者(冷凍3種)の勉強なども、やろうとはしたのですが……。

以下の理由により、断念。

  • (1)とにかく新しい職場・仕事に一年目としてキャッチアップするのに必死で、勉強する精神的余裕がない

  • (2)空調系の専門用語や知識は、非常に馴染めず、いくらテキストを読んでも頭に入らない

  • (3)夜勤時の待機時間などに勉強できそうにも思えたが、実際には勉強という苦しみを伴う活動がなかなかできない

  • (4)勉強がまったく楽しく思えず苦痛。

昨年まで、かなり勉強してきた電気系・通信系は、まだ勉強することを楽しいと思えたのですが……。

苦痛としか思えない勉強というものは、続けられない。

改めて、それを実感しました。

「楽しい」と思えたり、「興味がある」と思えたりすることは、勉強にとって重要なのです

単に「就職に有利」などという理由だけで、資格の勉強ができる人は尊敬します


仮に、電気系、通信系などの分野の勉強であっても…

いまの自分の状態では、勉強ができないのではないかと思われます。

未経験の職種への転職。その一年目。

こうした状況というのは、それくらい精神的なエネルギーを持っていかれるのだと思います。


昨年にも書きましたが…。

勉強は、心身ともに、ある程度安定した状態にいないとできません

勉強という自己投資は、そういった意味でも、「贅の極み」なのかもしれません。


いまはこういう時期なんだと割り切りも必要なのか?


勉強という自己投資が、将来の自分にとって絶対に損にならないことは、わかりきっています。

それなのに…。

ここ最近の自分は、本当に勉強に関しては、挫折が続いています。

そうは言っても…

「勉強しなければ」とか、「勉強に身が入らないことで自己嫌悪」とか、そういった負の感情がストレスになってしまっても、本末転倒です

いまは、転職一年目。

いまは、こういう時期なんだと、割り切りも必要なのかもしれません…。


kf7757.hatenablog.com


kf7757.hatenablog.com


kf7757.hatenablog.com


ブルックスの法則は医療現場にも当てはまる


ブルックスの法則は医療現場にも当てはまる


IT業界では昔から非常に有名な法則がある。

いわゆる「ブルックスの法則」もその一つ。

超意訳するならば…

人手不足が表面化したプロジェクトに新たに人を追加しても、短期的には事態は悪化する

…ということ。

つまり、ひとたび人手不足が表面化してしまった場合、

「そうそう簡単に人を追加できない」ということである。

(詳細は下記のウィキへのリンクを参照のこと)


ウィキペディア百科事典)

ja.wikipedia.org


医療従事者の離職が問題とされている。

この「ブルックスの法則」は、IT業界だけの話ではない。

すべての職種に言える法則である。

医療現場は、ITプロジェクトのように、「スケジュール」(納期)というものはなく、常に緊急対応を求められる。

それでいて、IT業界と同じかそれ以上の、専門知識が求められる。

IT業界よりも条件は厳しいと思われる。


人を数値でしか見ていない


どこの偉い(?)人や、権力者も同じだが…

働く人を「数値」でしか見ていない。

(これはテレビ等のマスメディアで語っているコメンテーターにも言えることだが)


ある現場で、1人のメンバーが辞めたら、単純に1人分マイナスという訳ではない。

そこに、新しい人を1人投入すれば済む問題ではない。

抜けた1人の持っている、その現場固有の経験・スキル、その人固有の経験・スキル(属人的なもの)は、当然ながら短期的には回復できない。

ともすれば、永久に失われる。

そして苦しい現場であればあるほど、新しい人を教育する余裕がない。

まさに悪循環となる。


つまるところ、働く人に「辞める」という選択を取らせないことが最善なのだが…。

働く人ひとりひとりが大切にされない職場だと、人は辞める。

ひとたび、こういう悪循環に陥ってしまった現場は、当の現場で働く人々でだけでは、改善できない。

改善するには、それこそ、偉い人(?)や権力者の「おおなた」が必要なのだが…。


(今回の記事は独り言です)


中高年の再就職/転職の現実はとても厳しいのは本当です


1.中高年の再就職/転職の現実はとても厳しいのは本当です


現在、令和二年(2020年)。

いろんな意味で、とても厳しい世の中になっています。

いまや、インターネットにおいて、ブログなり動画サイトなりで、様々な人が情報発信する時代になりました。

転職エージェント、人材サービスに関わる「プロ」を自称する人たちも、たくさん発信しています。

しかし、昨年から今年にかけて、実際に転職活動を行い、転職をした自分としては、その「プロ」の人たちの情報と、現実との温度差・違いについて、ずっとモヤモヤした気持ちを抱いて来ました。

あまりネガティブな情報を発信したくはないのですが、あくまでも体感した事実として、お伝えしたいと思いました。


私は、1990年代のバブル崩壊直後に、新卒でIT企業(一応システムインテグレーター大企業)に入り、それ以降、25年以上、ある特殊業界の基幹系業務システム開発/保守にずっと従事してきました。

ITの世界では経験が重視されますので、資格では自分のスキルは表現できないのですが、一応、下記のような資格も取って来ました。


kf7757.hatenablog.com


現在の年齢は40代後半。このような私から見た現実という話です。


2.転職・再就職の世界で最も重視されるのは「年齢」です


企業側が欲しい人材は下記のような人です。

  • (1)他の組織の色に染まっていない若い人。でも、基本的なビジネスマナーやスキルはすでに持っていてそれについては教育する必要がない人

  • (2)職場のカルチャーに従順で、職場の和を乱したりしない人。

  • (3)病気などのリスクを持っていない人

  • (4)リーダー職や管理職もしくは専門職で真の意味で即戦力になる人

  • (5)(上記の条件を持ち合わせたうえで)すぐに辞めたりせず長く働いてくれる人


呆れてしまうくらい高望みしている気もしますが……。

これが採用側の本音です。

この条件をすべて満たしている人など、ほとんど存在しないのが現実です。

しかし、(1)(2)(3)(5)の4条件であれば、「年齢が若い人」の中から厳選すれば、まだ居る可能性があります。(少なくとも採用側はそう思っています)

本当は、中高年の人であっても、(1)(2)(5)の3条件ならば、十分に当てはまる人も居るのですが……。(※)

上記の中で、(4)のみ、経験豊富な中途採用者(中高年含む)に期待される部分と言われます。

しかし、ここでいう「即戦力」というのは、本当に入社していきなり現場に放り出しても成果を出せるようなスーパーマンを指しています。

そのようなスーパーマンはほんの一握りしか存在しません。仮にこの(4)の条件を理由に採用されたとしても、スーパーマンでない限り、非常に苦しむことになります。


上記で(※)の行に書いたように、実際には中高年でも、そこそこ条件に合致する人は存在します。

しかし、それを見極めるための労力を、採用側は割こうとしません。

新卒採用時に大手企業・人気企業が学歴フィルターをかけるのと同様に、「年齢フィルター」をかけて、若い人の中から上記のような条件の人を採用するのです。

ここには、「中高年は年齢が高いだけに扱いづらいのではないか」といった偏見も多分に含まれています。


「スキル」「経験」といった部分が、「人並み以上」にあれば強いはず。

……おそらく多くの中高年の転職・再就職希望者は考えています。

「人並み以上」では、「年齢」の壁は破れません。

「業界で一流」と胸を張って言える程度で、ようやくなんとか土台に上がれる……。

本当に、これくらい、「年齢」の壁は厚いです。

「スキル」「経験」など、「年齢」の壁の前ではかすみます。

「学歴」などは、もっとかすみます。


3.世の中の多くの転職関連の発信者は30代以下


以下の過去記事でも書いていますが……。


kf7757.hatenablog.com


転職・再就職の世界では、年齢が5歳上がると、もはや別世界になります。

そして、ご時世というか、時代環境も、どんどん変化しています。

年齢が5歳違うと、もはや見えている世界が違います。

例えば、いま、自分が48歳だとします。

転職エージェント、人材サービスに関わる「プロ」を自称する人たちの意見を聞くとき、その人が、同い年か年上であれば、参考になるかもしれません。

その人が、30代前半である場合、その人の意見は、まったく参考にならないでしょう。

いくらその道のプロでも、30代前半の人で、40代後半の人が見ている世界を想像することは困難です。

そして、現在、多くの情報発信をしている人たちの実年齢は、30代以下です。


つまり、いま、自分が50歳前後の年齢の場合、YouTubeなどで発信している、人材サービスに関わる「プロ」を自称する人たちの意見は、参考にならないのです。


4.中高年には選択肢がない


私が転職活動を行っていたのは、まだ世の中が「コロナ禍」になる直前でした。

それでも……。


冒頭に書いたような経歴の私ですが、経験が活かせるはずのIT業界でさえ、書類選考がほとんど通りませんでした。

数十社の応募の中で、ほんの2~3社、一次面接に行きましたが、マネジメント経験を問われ、不合格でした。

もっとも、もしも面接も通過して、採用に至っていたとしても、非常に高度なマネジメントなどを要求され、苦しむ未来が想像できます。

このようなこともあり、IT業界はあきらめました。


転職活動の中で得た、体感として、比較的、中高年にも門戸を開いている業種は、以下の業種です。

  • (1)介護業

  • (2)清掃業

  • (3)警備業

  • (4)ビルメンテナンス・設備管理業

  • (5)ドライバー関連業(タクシー・物流)


私は、たまたま電気関係の国家資格(電気工事士電気主任技術者)の免状を持っていたので、上記(4)の業界に対しては、書類通過率が高く(と言っても体感30パーセント程度)、結果してその業界を中心に活動をすることになりました。

実は(3)警備業の会社も何社か受けましたが、簡単ではなかったです。


前職を辞めたことに対しては、いっさい後悔はありません。

現在、未経験業種で、中高年の一年目として、未経験一年目としての苦労を経験している最中です。

収入面でも、だいたい前職の半分の金額まで下がりました。

いまの仕事が、「どうしてもやりたい仕事」という理由で選んだ訳ではなく、「この仕事しか選択肢がなかった」という理由が本音であるため、モチベーションなど、いろいろと苦しんでいることも事実です。


5.年齢差別を強制的に禁止される世の中になってほしい


前述「2.転職・再就職の世界で最も重視されるのは「年齢」です」でも書きましたが……。

言うなれば「年齢差別」が横行している世の中です。

採用側の気持ちというか、本音はわからなくもないです。

若い人が欲しくて、中高年の人は要らない、というのは、もうどうしようもないことです。

それでも、人生100年時代と言われ、政府も「年金支給は後ろにせざるを得ないから70歳まで働いてくれ」と言っている世の中です。

そう遠くない未来に、世の中は中高年、老人であふれます。

であるならば、50歳でも、60歳でも、普通に働ける世の中にならないといけません。

年齢差別を強制的に禁止される世の中になってほしいです。


kf7757.hatenablog.com

kf7757.hatenablog.com

kf7757.hatenablog.com


未経験の仕事には何よりも慣れるまでがたいへん…防災センター関連の資格を取得したりしています


未経験の仕事には何よりも慣れるまでがたいへん…防災センター関連の資格を取得したりしています


40代後半にして、25年以上のキャリアがあったSEから、未経験の業種に転職しました。

この数ヶ月、ブログを更新する精神的な余裕がなく、更新が疎かになっていました。

前職と、現職とを、比較すると、下記のような違いがあります。


【前職】

  • 基本的に土曜日曜祝日は休み(この日には職場に誰もいないことが基本)

  • 業務中の時間管理はかなり自由

  • 基本的にデスクワーク+頻繁な打ち合わせ・会議・レビュー

  • 個人にタスクが割り当てられ納期がある・スケジュール管理必須

  • 夜勤という考え方は基本的にはない


【現職】

  • 基本的に曜日と休みは関係がなく、土日祝日でも通常勤務(職場には常時誰かが必ず出勤している。シフト制)

  • 一日の中で必ず職場に戻らなければならない時間、特定の仕事を行う時間が決まっている

  • 事務作業もあるが、毎日汗だくになる程度には身体を動かす

  • 職場全体としてはスケジュール管理があるが、個人単位のスケジュール管理はそれほどない

  • 24時間勤務(当直勤務)あり


前職と、いろんな面で、ものすごく違いがあるので、覚悟はしていたつもりですが、はじめのうちは、ものすごくたいへんで、つらいと思うことも多かったです。

正直、現時点でも、まだ必死に慣れようとしている最中です。


防災センター関連の資格


職場からの指示で、防災センター関連の資格を取得するように言われました。


  • (1)防災センター要員講習修了証

  • (2)自衛消防業務講習修了証

  • (3)自衛消防技術試験(自衛消防技術認定証)


東京都以外の道府県であれば、上記の(1)(2)の講習だけで、防災センター要員の資格が得られます。

東京都の場合は、(1)(2)に加えて、(3)の試験を受験して合格し、認定証を得ないと、防災センター要員の資格が得られません。

(3)は結果待ち状況ですが、実技試験もあり、けっこうたいへんだと感じました。

(上記(1)(2)の講習もそれなりに実習もあるのでたいへんです)

何より、「会社命令での業務としての受験」というものが、こんなにも精神的にキツイとは思いませんでした。

また、何もかも初めての仕事ということで、毎日が「仕事を覚える」「仕事に慣れる」という連続の中、なかなか試験勉強をするような「精神的な余裕」が作れませんでした


本当に新しい仕事というのは、慣れるまでたいへんだと思います。

まだまだ「慣れる」「覚える」を必死でやっている最中ですが、ほどほどに頑張って行こうと思います。


中途採用者には厳しい日本企業


中途採用者には厳しい日本企業


私は、詳細な年数はボカして書きますが、学生時代も情報系(いまで言うIT系)を専攻していて、新卒でIT系企業に入社し、それ以来25年以上、働いてきた人間です。


IT業界では、私が新卒で入った当時こそは、まだまだ汎用機(メインフレーム)系の環境も多かったですが、UNIX系をはじめとするオープン系も、私が新人から中堅に至る年代で、どんどん増えて行きました。

いま現在では、純粋なUNIX系も、もはや古いものとみなされ、多くがLinux系に置き換わっています。

非IT系の業界の人たちからすると、コンピュータといえば、Windows環境、または、MacOS環境を思い浮かべると思います。

もちろん、そういった環境を主に開発を行う企業・分野もありますが、特に基幹系業務システムでは、汎用機(各メーカー)・UNIX系・Linux系…が、開発環境となる場合が多いです。

(もちろん、開発環境ではなく、事務環境としてであれば、他の業界と同様、Windows環境などを使用します。また、近年では、サーバー系プログラムであっても、コーディング自体はWindows環境などのPC環境で行うことも多いです)

汎用機・UNIXLinux…、OSの環境は異なれども、マルチユーザーOS環境での作業となるので、必ず自分に割り当てられたアカウント、もしくは特定作業専用のアカウントで、「ログイン」(またはログオン)して、様々なコマンドなどを使用して、基本的な操作を行うことになります。


汎用機・UNIXLinux…といった、各種の環境において、ログインして作業を行う。

IT業界で働く人間であれば、上記の一行が示す行為は、きわめて基本的な行為です。

私は、冒頭で書いたような経歴だったので、上記を見ても、特に難しいこととは感じません。

無論、実際には、企業ごと・部門ごと・対象システムごと・サーバーごとに、OSも異なれば、設定も異なるので、はじめて接する環境であった場合は、使用するアカウントや環境の特性など、覚えることも多いと思います。

それでも、まったくのゼロ知識ではないため、その環境で普段から作業している人がいれば、その人に聞きながら……。もしも聞く人がいなければ、自分で試行錯誤をしながら……。

遅くとも数日あれば、基本的な作業はできるようになると思います。

ふだん気が付きませんが、

上記のような、ごくごく基本的な作業にも、かなりの「前提知識」「前提スキル」が必要なのです。

改めて思い知らされます。


ところが…。

もしも、まったくIT系の仕事を経験したことがない人が、上記の作業を求められたら……。

(サーバーなどのしくみも知らず、例えばメールひとつとってみても、裏側でどういったしくみになっているか知らず…といった場合…)

正直、厳しいと思います。

(そもそも、IT系の職種では、新卒の新入社員を除き、「前提知識」「前提スキル」は、すでに持っている…ということが前提とされています)

※上記のような考え方自体も、中途で入ってくる人を阻むような考え方ですね……


昔の私…。いや、少し前の自分であれば…。

本当に手取り足取り教えられるのは、新卒の新入社員くらい。

中途入社の人は、上記のようなごくごく基本的なことは、経験済であるはず(べき)。

……といったような考え方を、何の疑問もなくしていました。

それどころか…。

基本的な作業などができる(またはすぐに覚えられる)ことは当然中の当然であり、IT系の専門知識(コンピュータ、OS、DBMS、ストレージなどの基礎知識)も、すでに保有していて当たり前。

……というような考え方を、何の疑問もなくしていました。

いま思うと、

未経験の中途入社の人にとっては、鬼のような考え方

です。


技術職・技術系の仕事の人って、

知識やスキル、または、それらを勉強しようとする姿勢があるかどうか…

…について、かなり厳しい人が多い。


IT系ではない、まったくの異業種への転向


私は、IT系ではない、まったくの異業種へ転向しようとしています。

私は、未経験の新人として入っていくわけですが…

職場の方々が…

若い新卒の新人と同じように見てくれるはずはない

…と思っています。

前提となる基礎知識やスキルはすでに持っていて入ってきたんでしょ

…と思われると思っています。

まさにブーメランのごとくですね……。


いろいろと、知識だけでも学習したり、事前準備を怠らないようにしなければなりませんし、

一から学ぶ姿勢が必要な新人であるというマインドセットに変えないといけないでしょう。

25年以上、働いてきたというプライドなど、すっぱり捨て去る必要があるでしょう。


いままで、新卒で企業や組織に入り、そのまま長い勤続年数を積み重ねる…といった…

ある意味、最強の立場にいた ということを自覚するとともに、

今後は、中途という…

ある意味で最弱の立場 としてやっていくことも同時に自覚しました。

逆の立場になってみて、はじめてわかる厳しい現実。

真摯に向き合って行きたいと思います。


(上記のような準備に全力で入るため、しばらくは当ブログも更新できないと思います)


ホワイト企業になるための3原則


ホワイト企業になるための3原則


「ホワイト500」と呼ばれる、国もしくは自治体に認定される制度がありますが、労働者からの視点に立って見ると、「明らかなブラック企業ではない」という目安になるだけで、あまり重視しない方が良いと思います。

ここのような公開の場では、名前は出せませんが、

「ホワイト500」に認定されている企業であっても、その内情では、プロジェクトや、部署によって、「部分的にはかなりブラック」という実情があることを、実体験として知っているので、このようなことを言っています。


これまで25年以上にわたって、IT業界に身をおいて働いてきた経験。

そして、このたび、転職活動を行った経験。

これらを基に、「企業が本当の意味でホワイト企業になるための3原則」を、

ここに記載したいと思います。


1.基本的に残業は悪だとみなす


「残業そのものは悪いことではないですよ」

…こんな言葉は、もう何回も聞いてきました。いろんな企業、いろんな職場で、公然と言われている理論です。

「残業そのものは悪くない」

「残業のやりすぎが悪い」

確かに、言葉の意味だけを捉えれば、間違っていません。

正しいように聞こえます。

しかし、上記のような言葉が公然と言われる職場において、適切な労働時間管理ができているでしょうか。

長時間労働・長時間残業の問題は、発生していないでしょうか。

答えは「否」です。


人間の活動・脳の働きにおいて、

  • 月間20時間までの残業は良いこと

  • 月間45時間以上の残業は悪いこと

…といった、細かい区別は、現実では不可能なのです。

なので、「20時間までなら残業は悪くない」といった理論がまかり通る職場では、

結果として、「45時間以上の残業」や、

「80時間以上の残業」(国のガイドラインで過労死ラインとされる数字)が、

なかなか減少しないのです。


残業は悪いことだと考えないと絶対に減らすことはできません!


2.人員は余っているくらいでちょうど良いと考える


IT業界では、請負契約、準委任契約、派遣契約など、さまざまな契約で、企業や人間が働いています。

そして、「工数」「人月」という概念で、人の仕事の量を計算します。


日本企業の悪い文化として、仕事を依頼する時点で、その内容がものすごくあいまいであることが多々あります。

または、依頼する時点で取り決めた仕事を、予定よりも生産性を上げて、早めに完了させた場合でも、「手が空いたのならコレも追加でお願い」という、追加の仕事が、平然と降ってきたりします。


この背景には、日本企業の仕事のやり方が、欧米のような「ジョブ型」ではなく、「メンバーシップ型」であるという点があるのは確かでしょう。

しかし、それ以外にも、

  • 自分の仕事が終わり手が空いたら、それが悪い事であるような文化

  • 誰か手が空いている人がいたら、その人の手が完全に空かなくなる程度の仕事を頼まないと損だという文化

…というものも、あるように思います。

これは、

常に人は100パーセントの稼働にあることが良いこと

…という価値観・文化にもなっています。


人は機械ではありません。

常に100パーセントで稼働し続けること自体、不可能です。

なので、それを前提に考えると、どうしても、常に無理をすることになります。

それが、

  • 残業の増加

  • 体調不良による当日休暇の増加

…につながってきます。


3.差別をしない


「差別は良くないことだ」

…こう言えば、反対する人はいないでしょう。

しかし、差別というものは、

  • 差別している側はその意識がない(悪気がない)

  • 個人の問題ではなく組織の構造的な問題である場合が多い

  • 差別はされた側になって初めて存在に気づく

…といった特徴があるため、実際には、日本社会・日本企業のあらゆる場所において存在します。


私が、近年、実際に目にした例を、いくつか列挙します。


(1) いわゆる「カムバック採用」ということで、以前、退職されたベテランの方が、再度戻ってきた例がありました。その方は、再雇用時では、その部署の全員よりもベテランで、既存システムの開発時の事情にも通じていたので、頼りにされた一方で、社内制度的には新人として扱われたり、既存システムの知識も「知っていて当然」という扱いをされ、かなり尊厳を傷つけられるような扱いが続き、結局再度退職されてしまいました。
(2) 顧客からのハラスメントなどの理由でメンタル不調に陥った社員が、休職しました。その社員は中堅以上のベテランで相当の知識も有していたこともあり、復職した際には、その知識に対して頼りにされることも多かったですが、社内規則上、新人レベルにまで降格され、2年以内に同じメンタル不調になった場合は、無条件で退職する誓約書を書かされました。その方は、復職後3年間頑張り、完全に復活しましたが、会社に見切りをつけ自ら退職されてしまいました。

上記のほかにも、

人間ドックで病気が見つかった管理職の方が、長期の療養が必要となるも、一定の職場の配慮があれば、支障なく働けるのにも関わらず、その配慮がなく、非常に苦労されたり、辞められたり…といった例もあります。


上記の(2)なんて、実際には労働災害に近いだろうとも思いますが、メンタル的にダウンしているときに、労災を勝ち取るために会社と戦うことは、事実上、できません。


上記の3点が守られている企業はほとんどありません(大企業も)


一般的に、「大企業ほどホワイト企業である確率がたかい」

…と言われていますが、

実際には、大企業だからといって、ホワイトとは言えません。

むしろ、大企業・有名企業ほど、内情ではブラックという「隠れブラック率」は高いです。

理由は下記のとおりです。


  • 経営陣がサラリーマン経営陣であるため短い任期でコロコロ変わる(経営者が本気で企業体質を変えようとしない)

  • 大企業・有名企業という看板のおかげで、常に人は集まる(企業風土を変えなくても人が来てしまう)


大企業、もしくは、大企業の子会社、という看板。

これにつられて、「この会社こそはホワイト企業だ」と思い込んで入ってきては、

実際には、かなりブラックなプロジェクトに配属されて死にそうになって、

再び、辞めていったり、体調を壊して休職に陥ったり…

こんな人を、私は何人も見てきました。


まとめ


1.基本的に残業は悪だとみなす

2.人員は余っているくらいでちょうど良いと考える

3.差別をしない

これを目安にすれば、ホワイト企業の確率は高くなると考えます。


全世代型の社会に変わらないと(年齢差別を禁止しないと)国が滅亡する…"自己責任論"はブーメラン


全世代型の社会に変わらないと(年齢差別を禁止しないと)国が滅亡する…"自己責任論"はブーメラン


就職氷河期世代といっても、

1993年卒業の人たちから、2013年卒業の人たちまで、

20年間もの幅があります。

2013年卒業の人たちでさえ、今では30代に差し掛かろうという時代。

1993年卒業の人たちは、40代後半です。

(下手したら今の若い人からすれば親の世代)


昨今、「就職氷河期世代」を「人生再設計第一世代」と称して、なんとか救済しようという動きが国レベルであったりしても…

就職氷河期世代のおじさん・おばさんに今さらお金を使って救済なんかしてもムダ

就職氷河期なんて言っても、しょせん「自己責任」でしょ

…という声が、若い世代でも上がっているようです。


自己責任論はブーメラン


20代の人は、30代を経験したことがありません。

30代の人は、40代を経験したことがありません。

…というようなことを、前回の記事でも書きました。


私自身、自分よりも上の世代である「バブル世代」以上の人たちには、複雑な思いを持っています。

自分が、20代だった頃、当時の40代以上のおじさんたちに対して、内心ではいろいろな思いがありました。


なので、今の若い世代の人たちが…

就職氷河期世代のおじさん・おばさんに今さらお金を使って救済なんかしてもムダ

…というように思うことは、しょうがないのかな、と思います。


でも、それは、しょせん「ブーメラン」なのです。

当たり前ですが、

いま20代の人たちも、20年後には、40代になるのですから。


全世代型の社会に変わらないと(年齢差別を禁止しないと)国が滅亡する


これまでの社会のしくみで、何が問題だったかといえば、下記の点です。

  • (1)年功序列の報酬制度のため最も生産性が高い世代では給料が高くなく、すでに生産性が低下している中高年世代が最も給料が高い

  • (2)人生で最もお金が必要となる世代が中高年世代

  • (3)景気の影響で人員整理を行う手段として新卒採用の調整が行われてきた(世代間の不公平)


私は上でも書きましたが、自分より年上の「バブル世代」に対しては、決して良い印象を持っていません。

しかし、「バブル世代」も好きでその世代に生まれたわけでもありませんし、いま現在、住宅ローンや、子供の教育費などで、多額のお金が必要となっている一方で、一部ではリストラにさらされているのを見ると、ある意味、気の毒にも思うことがあります。

この平成の30年間で、社会の姿が激変してしまい、人生設計も激変してしまいました。


上記(1)(2)(3)の問題点は、本当に問題であり、すぐにでも変革する必要があると思います。

いま盛んに行われているリストラの背景も、主に(1)(3)でしょう。

私が最近の転職活動を行う中で思い知った、「年齢差別」が根強く存在する背景も、(1)(3)でしょう。


いま、「人手不足倒産」も増えているようです。

いくら「どうせなら若い人がほしい」とはいっても、「倒産させるくらいなら中高年を活用しよう」という方向が正しいと思います。

20代の若手の給料と、50代のベテランの給料が、同じであっても良いのではないでしょうか。

これらの方向性に、一企業ごとに対応するのは厳しい面があります。

なので、国・政府も、「中高年人材を活用する」という方向性を、後押しするような政策を実施すべきでしょう。

国・政府も、定年を引き上げたいと思っているわけですから


今後…

という社会になることは明白なのです。

個別の企業は、盛んに「45歳以上のリストラ」を行う方向は加速するでしょう。

でも、それは、個別の企業が自分の経営の生き残りを考えているだけです。

日本社会全体としては、「70歳までは社会保障費を使わずに働く社会」のなる必要があります。

これは、大いなる矛盾です。

この状況を放置すれば…

多くの企業から放り出された中高年が転職市場にあふれ、競争が激化し、結果として就職難民と化した中高年が激増する

ということが発生すると思います。

これは、社会の情勢不安につながると思います。


kf7757.hatenablog.com


kf7757.hatenablog.com


日本では就職・転職の世界が5歳上がると別世界


日本では就職・転職の世界が5歳上がると別世界


以前に、ひっそりと、YouTube動画を公開した理由でもあるのですが…。

私と同世代(40代後半)の転職活動の情報を発信している人が、ネット上を見てもほとんど居ません。


YouTubeで就職活動をしている就活生に人気のユーチューバーの方も、何人かいらっしゃいますが…

不思議と、30代、40代でも40代前半の方ばかりです。

それより上の世代の方は、ほとんど居ません。


自分と5歳年齢が異なる人の体験や意見はまるで参考にならない


20代、30代前半、30代後半、40代前半、40代後半、50代…
世代別に「まったく世界が違う」ため、違う世代の体験・意見は参考にならない

…というのが、現実です。

現在、50歳手前(40代後半)である私にとって、たった5歳下の、40代前半の方々が発信している情報が、まるで参考にならないのです。


しかも、例えば現在は2020年(令和2年)1月ですが…。

現実の時代情勢も、数年経てば、大きく変わってきます。


いま現在では、世間でいくら『人生100年時代』などと叫ばれようとも…。

実年齢が「5歳上がる」ごとに、加速的に就職・転職情勢が厳しくなります。

未来はわかりませんが、数年後には、「人手不足による職場の崩壊」が激しくなり、ひょっとすると、年齢による厳しさは変わってくるかもしれません。

しかし、とにかく、いまは非常に厳しいです。


人間、本当に理解するには、体験・経験が必要です。

当たり前ですが…

20代の人は、30代を経験したことがありません。

30代の人は、40代を経験したことがありません。

40代前半の人は、40代後半を経験したことがありません。

私はいま、40代後半ですが、当然、50代を経験したことがありません。


経験したことがない人に、助言などできるはずもありません。

経験したことがない人の意見が、あまり役に立たないことは多いです。

ですので、私は、自分より上の世代である、50代以上の方に対しては、何のアドバイスもできません。


自分の転職の方向性をお若い世代の人から疑問視されましたが…


その方とは、「見えている世界が違う」のです。

それが、どうしても伝わらず、苦しいです。


年齢が上がるにつれて、身体などが徐々に衰えていくことは、仕方がないと、割り切ることができます。

しかし、年齢が上がるにつれて、純粋に年齢が高いというだけの理由で、職業選択の自由がなくなっていく日本社会は、なかなか割り切ることができません。


【第11回】中高年(就職氷河期)世代のつぶやき 人手不足なのに中高年は不要という日本社会現実


【第11回】中高年(就職氷河期)世代のつぶやき 人手不足なのに中高年は不要という日本社会現実


kf7757.hatenablog.com

kf7757.hatenablog.com


就職氷河期世代は現在の35歳~45歳ではない!(ざっくり言いすぎ)


就職氷河期世代は現在の35歳~45歳ではない!(ざっくり言いすぎ)


就職氷河期世代」を、昨年、日本政府の方が「人生再設計第一世代」という、またわけのわからない名称で呼び始めて、話題となりました。

そして、ざっくり…非常にざっくりと、

就職氷河期世代は現在のだいたい40歳前後」

「だいたい35歳~45歳の人たち」

…という情報が、ネットを中心に、マスコミにも流れました。


そもそも、就職氷河期とは…

(1)1993年~2005年に就職活動を行った時代・世代

1991年頃に発生した「バブル崩壊」の後の、「日本経済がひたすら下降していった時代」の影響を受けて、1993年~2005年までの間、日本全体規模で、全ての企業・公務員などの「職場」が、その採用人数を極端に少なくしたため、その時期に就職活動をした世代・人々の多くが、まともな働き口に恵まれなかった時代

(2)2010年~2013年に就職活動を行った時代・世代

アメリカ起因の世界的不況「リーマンショック」に端を発した不況の影響を受けて、上記(1)の時期に似て、日本全体規模で、全ての企業・公務員などの「職場」が、その採用人数を少なくしたため、その時期に就職活動をした世代・人々の多くが、まともな働き口に恵まれなかった時代

(3)広い意味では、上記(1)以降、(2)に至るまでの間に就職活動を行った時代・世代

上記(1)と(2)の間には、「ITバブル」と呼ばれる好景気な時代があった。しかし、1992年までのバブル景気時代のような採用状況と異なり、人手不足からくる売り手市場ではあっても、採用側は、とくに優秀な人材のみを選ぶ「厳選採用」を貫くことが多く、就職状況は「二極化」が顕在化し、「勝ち組」「負け組」という言葉も言われるようになった時代

…という時代なのです。

上記(3)の解釈には個人差があると思いますが、いずれにしても、

1993年~2013年という、20年間という長い年月なのです。


就職氷河期世代は現在のだいたい40歳前後」

「だいたい35歳~45歳の人たち」

…などという、ざっくりな捉え方では、言い当てていませんよね!?


ウィキベディア百科事典については、賛否両論があるとは思いますが、

こと「就職氷河期」についての説明は、かなりの正確さを持っていると思います。


ja.wikipedia.org


kf7757.hatenablog.com


1993年なんていまの20代は生まれていないから知らなくて当然


私は、上記で言う(1)の世代に当たるので、ものすごく年代にはこだわりがあります。

でも、いまの20代の人にとっては、就職氷河期」が何年から始まったか、などということは、数年違って伝えられても、何も感じないと思います。

それは仕方がないことですが…。

就職氷河期」の、たった一年前までは、「バブル景気の影響で超売り手市場だった」わけで…。

世代を言うならば、ざっくり表現はやめていただきたいのです。


kf7757.hatenablog.com


プライバシーポリシー/お問い合わせ