IT (情報技術) 学習記録-もしくは中高年(就職氷河期世代)の生き方-

IT系,または,電気通信系資格の学習記録を中心に。もしくは中高年(就職氷河期世代)の生き方,働き方,世の中。中高年の転職の現実。

「一流企業には一流大学を卒業しないと入れない」はウソであることを示す簡単な計算


「一流企業には一流大学を卒業しないと入れない」はウソであることを示す簡単な計算


ブログでこんなことを言うのも説得力が出ないとは思うが、はっきり言って、インターネットにはウソの情報があふれている。

いまの季節、ちょうど受験期であるためか、「A大学は就職に有利ですか」とか、「B大学は負け組ですか」などという、質問している方は真剣だとは思うが、ある程度の社会経験を積んだ社会人からすると稚拙な質問が、ネットにはよくあがる。

「学歴や学校名が就職にまったく影響しない」なんてことは言うつもりはない。

影響は絶対にある。それは確かである。

だが、いくら言ってもそれは一般論の域を出ないのである。

企業側もバカではない。そして組織の多様性も考えている。

学歴や学校名だけで選考しているような企業は少ない。

それは、簡単な計算でも求めることができる。


2017年段階での20歳人口は、約126万人である。

仮に、昨今の大学進学率の高さを考慮して、そのうち、60万人が大学に進学し、全員が卒業するとする。(仮定)

一方、日本には、約420万社もの企業が存在し、そのうち、大企業と定義されている企業は1万2000社である。

企業数から考えると、大企業は非常に狭き門であると思える。

しかし、従業員数も大企業は多い。

そのため、日本企業の全会社員数が約4000万人であるのに対し、大企業の会社員は1200万人もいる。

この、1200万人を、仮に30年分で割ってみると、約40万人ということになる。

40万人を、大企業数1万2000社で割ってみると、約33人。

つまり、大企業が一社あたり平均33人を定期採用すると仮定しても毎年40万人となる。

実際には、一社あたりの採用人数はもっと多いように思える。

上述した、60万人の大学卒業者に対して、大企業だけで40万人以上の採用がある。

いわゆる一流大学の卒業生は40万人には遠く及ばないだろう。


こうした簡単な数字だけを見ても、「一流企業には一流大学を卒業しないと入れない」という風評は無理があると言える。

(大企業=一流企業という仮定をした上での話)


そもそもの話として、大企業や一流企業に入ることが、その人にとって本当に幸福なのかはわからない。

むしろ、そうではない場合の方が多いようにも思う。

大企業は官僚化が進んで、自分の手では何もできない人を生産している気がするからである。


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(スピーチ動画紹介) 2014年9月 植松努さんのTEDxSapporo


(スピーチ動画紹介) 2014年9月 植松努さんのTEDxSapporo


最近、私の中に様々なもやもやとしたものが発生していた。

この動画を視聴して、かなりスッキリとした気分になれたように思う。

人によって感じ方は様々であろうけれど、勉強することへの考えとか、生きることへの考えとか、そういった部分をとても刺激された。

2014年と言えば、その頃の私は長期休職中で、ボロボロだったと思う。その頃の自分にも見せたいと思える内容である。

いまから4年近く前のスピーチだそうであるが、未見の人には是非、一度は見て欲しいと思い、紹介したい。


(下記の植松さんのブログ記事内に、YouTube動画へのリンクがあります)

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「第一級陸上特殊無線技士」(一陸特)を受験してきた


「第一級陸上特殊無線技士」(一陸特)を受験してきた


おそらく数ある無線従事者免許の中で、社会的な需要が最も高いと思われる、「第一級陸上特殊無線技士」(一陸特)の国家試験を受けてきた。

この「一陸特」は、業務特化型の限定免許であるところの「特殊無線技士」の中では、異例の難易度の高さと言われている。

もっとも、無線従事者の中での最高峰の「第一級/第二級陸上無線技術士」や「第一級総合無線通信士」などに比べると、全く難しいとは言えず、無線従事者の中では「中堅レベル」の難易度なのではあるが。

何故、社会的需要が高いかと言うと、「デジタル多重無線」「マイクロ波以上の高周波数の電波」を扱うことができる免許だからである。

具体的には、衛星通信、携帯電話通信、放送局の中継車の無線局などが扱える。


一応、確定情報ではないが、非公式の「のぞみテクノロジー」さんの解答速報によると、何とか合格している可能性が高い。

実は、一週間前に本格的に風邪で体調を崩してしまい、ラストスパート的な勉強がほとんどできなかった。


今月は、マイナーな無線従事者試験である「第四級海上無線通信士」も受験予定である。コチラのほうがマイナーではあるが、「海上無線通信士」であり、海上特殊無線技士よりも上位の資格になる。


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電気通信主任技術者(伝送交換)試験を受けてきた


電気通信主任技術者(伝送交換)試験を受けてきた


知名度もいまひとつであるし、保持しているからといってものすごい特典があるわけではないけれど、それでも国家資格。

寒空の中、一日受験してきた。

本当に寒くて、試験会場の教室の中でもコートを着て受験した。

ちなみに、同一会場にて、ファイナンシャルプランナー技能検定試験もやっていた模様。


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正直言うと、最近は仕事のストレスが高まり、勉強ができていなかった。

それに、昨年の10月に受験申請をした時には、「専門的能力」を深く考えず「データ通信」にしてしまったが、後からいろいろ調査したところ、全体の半数の人が「データ通信」を選択している傾向があるため、純粋な難易度は高め傾向であるらしいと知った。

「伝送交換」試験での「専門的能力」は、以下の5科目からの選択となる。

  • 伝送

  • 交換

  • 無線

  • 通信電力

  • データ通信

まぁ、この科目の中では、確かにデータ通信に偏るよなぁ。

しかし、データ通信、伝送、交換、の三科目は有線通信分野の共通問題がどのみち含まれるのである。

比較的、穴場の科目は、無線、通信電力、であるそうだが…。


そう思っていた訳であるが、勉強不足の状態で受験してみたら、やっぱりデータ通信の科目が最も手応えは良かった。(合格したとは言っていない)

OSの問題やCPUの問題も出た。

やはり自分の専門領域の地力がいざという時は出る。

せめて1科目だけでも科目合格したいものだ。


ちなみに、いわゆる基礎科目として存在する「電気通信システム」(電気回路、電子回路などを含む)は、「工事担任者」の資格を取得して免除を狙う人が多いと聞く。

今日受けてわかった。工事担任者からの免除の方が楽である。

(私もつい最近、工事担任者DD第一種の正式な合格通知を受けたので、次回からは免除で行こうと思う)


就職に強い学校になどこだわるな。他人と比較するな。


就職に強い学校になどこだわるな。他人と比較するな。


某知恵袋掲示板などには有象無象の質問が掲載され、有象無象の回答が掲載されている。

特に回答内容は本当に玉石混交(ほとんどが石だが)であり、間違った情報にあふれている。

もっとも、間違った回答の元凶には、そもそもの質問の質が悪かったりするのであるが。


  • A大学はB大学より上ですか下ですか

  • A大学はB大学より就職に有利ですか

このような、私から言わせれば非常にくだらない質問があふれている。

非常にくだらなく無意味な質問だと私は思う訳だが、質問している方は、おそらく真剣なのである。

(質問しているのは高校生または大学生だと思われる。社会人でこんな事を質問しているようなら救いがない)


私がくだらない質問だと思う理由はいくつもあるが、敢えて代表的なものを挙げるなら以下の理由がある。

  • 質問の主体が大きすぎて正確な回答が得られない質問になっている点

  • 質問の内容が漠然としすぎて正確な回答が得られない質問になっている点

  • 質問の背景に「他人との相対的な比較」がある点

そもそも、正しい回答が欲しい場合は、正しい回答をしやすい質問をしなければならない。


他人との比較は無意味


  • Cさんは有名大学を卒業し国内でも有名なメーカーの営業職に就職しました。その後、全国を転々と異動し、様々な仕事を経験しました。

  • Dさんは専門学校を卒業しある特殊業界の中小企業に技術者として就職しました。大手企業の請負で特定の技術力を伸ばしました。

  • Eさんは地方私大を卒業し大手の出版社を志望しましたが、叶わずに中小編集プロダクションに就職しました。大手からの請負仕事でしたが実際に編集作業を行う機会が多く、現場力を伸ばしました。

例えば上記の三例(架空)を挙げた場合、どの例がいちばん「成功」で、どの例がいちばん「失敗」と言えるだろうか。


言えない。

言えるはずもない。

人によって幸福の尺度は違うし、やりたい事も違うし、やってみたら実は向かなかったとか、または向いていたとか、そういう事もある。


就職活動は個人戦


日本で最も難関と言われている東京大学を卒業したとしても、志望した就職先の面接で落ちることはある。

無名の大学を卒業したとしても、大学で学んだり活動したりしたことが評価されて、就職が希望通りに進むこともある。

そして、就職活動時に第一志望の就職先に入れなかったとしても、第二志望の会社の方が、入ってみたら自分には合っている場合だってある。

これは、無論、就職活動だけではなく、進学先の選び方にも言えることである。


他人と比較するな!


ネットにあふれる間違った情報に振り回されることはない。


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基礎固めが最も時間がかかるし効いてくる


基礎固めが最も時間がかかるし効いてくる


昨年から非IT系分野として「電気」「通信」「無線」などの領域の勉強を本格的に開始した。

厳密な意味では「通信」や「無線」の世界はICTという意味ではIT系分野とも言えるが、世の中の多くの「ITエンジニア」は、いま私が勉強している「通信」「無線」の事は知らないはずだ。

情報処理技術者試験などのIT系国家試験では、その基礎分野としては「論理回路」「情報セキュリティ」が重複するくらいである。

論理回路」の背景には「電子回路」の知識が本来なら存在し、「電子回路」の背景には「電気回路」の知識が本来なら存在する。

「情報セキュリティ」の背景にも「数学における素因数分解」「暗号化技術」の知識が存在する。

だが、特に「電気工学」「電子工学」関連を知らないITエンジニアはたくさん居る。(暗号化技術の基礎である素因数分解楕円曲線についても知らない人は多いだろう)

別にそれでもかまわないのだが、事実である。


気になった質問


インターネット上の質問サイトには、「そんな事を他人に聞くなよ」と呆れるばかりの質問や、まったくウソだらけの回答があふれるほどある。

そうした質問の中に、要約すると下記のような質問があった。


理系の大学生です。理系はもともと苦手だったためか専門科目について行く自信がなくなったので、中退して、似たような分野の専門学校に行きたいです。


私も昨年、電気系の資格では最も難易度が低いと(一般的には)言われている「第二種電気工事士」の筆記試験に落ちてしまった。

この時に感じたのは、

  • 電気の知識には数学が必須であり、普段から計算問題などに慣れていないと厳しい

  • 数学は積み重ねの学問領域なので、中学レベルの基礎ができていない(または忘れている)と高校レベルの数学もまったくできない

  • 電気も数学も、最も初歩的な部分の理解に最も多くの時間を要する

…という事である。


上述の大学生が何故、理系科目を苦手だと感じるのか。

それは、大学レベルの理系(数学・理科)以前に、中学・高校レベルの理系科目の基礎がおろそかになっているためではないだろうか。

そして、その基礎がおろそかになっている状態のまま、仮に中退して専門学校に入り直したとしても、その分野が似たような理系分野であれば、同じ壁にぶち当たるのではないだろうか。


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勉強には便利なショートカットは存在しない


いちばん時間を要する基礎固めをショートカットして応用分野の知識の上辺だけを覚えたとしても、それは本当の学力ではない。

基礎がわかっていない人が、応用などできない。

それはどの領域でも同じだ。

だから私は、基礎固めをしっかりやって行きたい。


放送大学で勉強することにした。


放送大学で勉強することにした。


資格試験の勉強も、そもそも自分はなんの為にやるのだろうか。

いま現在の仕事にすぐ必要という理由ではなく、むしろ、5年後、10年後を見据えて、勉強をして自らの社会的な価値を高めたいと思う。

おそらく、それが最も俗な理由である。


団塊世代が本当の意味でリタイアして、更に、就職氷河期世代が高齢になってくる時代が、もうすぐ来る。

既に日本社会は一億総中流では無く、一部の上流と多数の下流に分断された、格差社会になっている。

その流れが、ますます加速するだろう。

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生涯学習の重要性と放送大学


いろいろと通信制大学の資料を調べてみた。

通信制大学では、かなりの割合が「福祉系」「心理学系」「経営学系」で占められている。

「IT系(情報系)」もあるにはあるが、ごくわずかである。

それに、私が最も学習したい「自然科学系」の分野は、殆ど無い。


唯一、他の通信制大学とは規模も教員の質も別格で、自然科学系も学べる、という大学がある。

それが、放送大学である。

放送大学は、学生数も数万人規模であり、実は日本のマンモス大学といって良い。

教員の方の多くは東京大学などの大学教員を歴任された人である。

純粋に「勉強がしたい」という思いに、合致していると思われた。


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今年の抱負に替えて。

自分のペースで頑張ろう。


総務省の通信系国家資格(無線従事者免許ほか)侮り難し!


総務省の通信系国家資格(無線従事者免許ほか)侮り難し!


電気通信設備工事担任者の資格者証が昨日、届いた。申請を出して一週間だ。

総務省も仕事が速い。


さて、標題の件である。

総務省が管轄する通信系・ICT系国家資格としては、下記のようなものがある。

いったい何が「侮り難し」なのか。

それは、知名度は正直言ってイマイチなのであるが、下記の特徴がある点である。


  • 法律の下で身分が証明される「終身免許」であり「業務独占資格」である

  • 中級以上の試験になると必要な知識レベルが極めて高度になる

  • 取得後も自覚を持ち技術を高める努力をすることが義務として明文化されている


例えば、知識レベルとしては中級クラスとされ、無線の上級クラスへの登竜門として位置づけられている、「第一級陸上特殊無線技士」(一陸特)の試験範囲の中から、トピックを紹介すると、下記のようなものがある。


音楽CDの音質を「原音に最も近い」と思っているとしたらそれはデジタル技術者としては恥ずかしい


CD(コンパクト・ディスク)が生まれてから30年以上が経過し、その後の音声データ非可逆圧縮技術(MP3等)の浸透から、CD音源はその圧縮前の音源として、いつの間にか「高音質」であるという印象が浸透している。

だが、CD音源は具体的にどの程度「高音質」なのか。いわゆるハイレゾ音源とはどう違うのか。説明できる人は案外多くない。


(1) デジタル化とは

CD音源は、デジタル信号である。

デジタル信号であるという時点で、それは「原音」データでは無い。

アナログデータである素の音声データを、PCM(パルス・コード・モジュレーション)という手法によって、デジタル化する。

PCMの手順は、「標本化(サンプリング)」「量子化」「符号化」という三段階を経る。

CD音源の代表的な規格はCDDAである。

CD-DA - Wikipedia

それは、

  • 44100ヘルツ(周波数)で標本化(サンプリング)

  • 16ビット(65536レベル)で量子化

するというものである。


(2) サンプリング定理

「シャノンの標本化定理」(サンプリング定理)とか「ナイキスト周波数」など、言葉はいろいろある。

元々のアナログ信号をデジタル化する時に、最低限、どのくらいの周波数でサンプリングを行う必要があるか。

これは、昔からサンプリング定理として数学的に証明されている。


(サンプリング定理)

原信号に含まれる最高周波数の2倍以上でサンプリングすれば、少なくとも原信号の形は保たれる

逆に言えば、デジタル信号の周波数の2分の1を超える周波数音源は、再現できない

サンプリング定理/エイリアシング - DSP の基礎・トレーニング - TI


(3) 人間の可聴域

一方で、人間の耳が音声を識別できる周波数の範囲は、だいたい以下であるとされている。

  • 20ヘルツ ~ 20000ヘルツ

年齢によってこれは異なり、加齢と共に、上記の範囲は狭くなる。

一般的な大人の中年くらいの人であれば、200~16000ヘルツくらい聴こえれば良い方である。


(4) CDのサンプリング周波数の根拠

上記の「サンプリング定理」と「人間の可聴域」から、以下の事が言える。

  • 人間の可聴域を考慮すると、可聴域の最高周波数20000ヘルツが最低限再生できる周波数でサンプリングできれば、理論上は人間の耳では違いはわからないレベルになる

20000ヘルツを最低限再生できるサンプリング周波数は、その2倍の40000ヘルツである。

CDのサンプリング周波数は44100ヘルツである。

ざっくり言うならば、これがCDのサンプリング周波数の根拠である。


(5) ハイレゾにこだわる人は可聴域の外側も重視している

ここではハイレゾについては詳細は書かないが、ハイレゾ音源にこだわっている人は、上記の「人間の可聴域にギリギリ収まる範囲の周波数」というものに対して、「高音質」とは思っていない人なのである。

可聴域よりも高い周波数で、空気は振動している。(人間には聴こえないが)

それが音質に影響があるという事である。

(ただし、上記したような理屈を「ちゃんとわかっている」人に限る。ちゃんとわかっていないで、ハイレゾの方がCDよりも音質が良いと言っているのは、恥ずかしい事である)


これは音楽の知識ではなく情報のデジタル化の知識である


上記に軽く書いた事項は、「第一級陸上特殊無線技士」(一陸特)の試験範囲の「ごく一部」である。

それも、内容的には簡単な部類に入る。

この試験で最も難しいのは、電気回路・電子回路、及び、デシベル計算等の計算問題であろう。

ほかにも無線通信・人工衛星通信の知識も範囲となっている。


電気通信主任技術者」(伝送交換・線路)は、上記の「一陸特」よりもはるかに難しい。

そして「第一級・第二級陸上無線技術士」(一陸特の上位資格)は、無線工学に特化すれば、更に難しい。


知名度はいまひとつであるが、世の中にはこのような世界もある。

来年は頑張りたいと思う。


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資格/試験 取得一覧 (2017年まで)


資格/試験 取得一覧 (2017年まで)


SEQ.取得年 資格/試験名称



工事担任者DD第一種は、現在全科目免除申請中)


こうして見るとまだまだ全然足りない。

来年はさらなるレベルアップを目指したい。


パーソナルコンピュータ利用技術認定試験なんて、昔はけっこう難しい試験だったのに、結局主催団体(パーソナルコンピュータユーザ利用技術協会 パーソナルコンピュータユーザ利用技術協会 - Wikipedia

)が消滅してしまった。


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電気通信の工事担任者国家試験の結果が発表されていました


電気通信の工事担任者国家試験の結果が発表されていました


受験者には個別に結果通知書が近日中に送付されるようである。

単純に合格率などの数字だけで難易度は語ることはできない。

しかし、インターネット上では、この工担の試験は「簡単な試験」であると断定しているサイトもある。

本当にそうだろうか。例え、過去問の出題率が高いというだけで、そう断じるのは早計ではないだろうか。

過去問を反復練習するにしても、内容を理解しないまま丸暗記をするような覚え方をしている人は、けっこう落ちると思う。

反復練習するということは、その行為によって、理解を深めることに繋がるのであると思う。


平成29年度第2回工事担任者試験の実施結果 (本日発表)

電気通信国家試験センター | 電気通信国家試験センターからのお知らせ

一般財団法人日本データ通信協会の発表より引用)


資格の種別        申請者数     受験者数    合格者数   合格率

AI第一種      1,042人     850人    264人   31.1%

AI第二種        312人     252人     62人   24.6%

AI第三種      1,357人   1,187人    546人   46.0%

DD第一種      3,470人   2,716人    657人   24.2%

DD第二種        335人     240人     41人   17.1%

DD第三種      6,662人   6,113人  2,634人   43.1%

AI・DD総合種   5,737人   4,165人  1,022人   24.5%

合 計       18,915人  15,523人  5,226人   33.7%


電気通信の工事担任者試験は、通信系(俗に言う「弱電系」)の入門には有用な試験であると思う。

現に、システム系(主としてソフトウェア、情報系が専門)の技術者が受ける傾向も多いと聴く。

工業系高校生が多く受験するDD三種であっても、電気回路、電子回路の基本的な計算ができるレベルの理解は必須である。

もっと注目されて良い試験内容であると思う。

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非IT系の勉強にも力を入れる理由


非IT系の勉強にも力を入れる理由


IT系の企業や組織において、特に若手に見られる傾向として、「IT系の技術やスキル」にばかり興味を示し、客先である「ユーザー側の業務領域」には関心が無い。

これは以前にも記事で書いている。


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確かに、「それは貴方(顧客側)が考える事でしょう?」と言いたくなる場面は無数にある。

しかし、IT、もしくは、ICTは、しょせん、道具である。手段である。

パソコンを日々使用して居ながら、パソコンの仕組みや中身などには興味が無い人が大勢いるように、顧客からしてみれば、システムの事など、深く知る必要性を感じていないのであろう。

(企業や組織において、システムはもはや血液と同じなので、それに対して無知な事は問題である、という点は確かにあるが)


IT企業の者がITに詳しい事を主張しても顧客には響かない


これは案外、気付いていない人が多いように思うのだが、ITに関して素人であり興味も持っていない顧客などの外部の人に対しては、「自分はデータベースの専門家です」とか、「IT系の難しい資格試験に合格しています」などと主張したところで…

(よくわからないけれど、それは当たり前だよね?)

(だってそれがアナタの仕事でしょう?)

…と、思われて、それで終わり、という場合が多い。

ひどい場合は、データベースの専門知識などよりも、Excelの使い方などを見られて、「IT企業の人なのにこんな事も知らないんですか?」などと侮られる事も多い。


誤解して欲しくはないが、私は情報処理技術者試験等の公的な試験の重要性は高いと思っている。一応、名刺にも控えめに書いているが、人によっては、それで自分への見方が変わって来る事も実感としてある。

合格する事と同じくらい、そのために勉強する事、そのものも重要である。

しかし一方で、IT系の資格試験はどれも「認定試験」に過ぎず「業務独占資格」(免許等)では無い。

そのことと、上述のような「外部の人にはアピール度が高くならない」点も、IT系の資格試験を否定的に見る人が一定数居る原因であると思う。


とにかく興味を持つことと興味がある分野を勉強してみること


うまくは言えないのだが、今の自分が非IT系の領域の勉強をしている事は、上記のような背景もある。

しかし、最も重要な点は「興味」であると思う。

例えば、私が今年いろいろ勉強してきた中では、通信分野では「無線」関係がとても面白いと感じはじめて、そちらを深く勉強してみたいという気持ちを強くした。

一方で、同じ通信分野でも「有線通信」(俗に言う弱電系)は、ものすごく専門的なのだが、あまりにも先鋭的すぎて、勉強のモチベーションが高まらない気持ちも持っている。

「興味」や「モチベーション」が高まらない領域を勉強する事は、苦痛である。

やはり、「興味」や「面白み」が感じられる領域を勉強する事が最も重要であると思う。


「数字を使うと説得力が増す」とは悪く言うと「無知な奴は数字で騙せる」と言うこと


「数字を使うと説得力が増す」とは悪く言うと「無知な奴は数字で騙せる」と言うこと


世の中にたくさんある自己啓発本やプレゼンテーション指南書などには、よく「数字を使うと説得力が増す」と書かれている。

実際にも、特にエライ人はそんなことを言うものである。

否定はしない。おそらく真理のひとつだ。


しかし、数字は一見わかりやすい印象を与えるが、その意味を正確に理解していなければ、結局は騙されることになる。

以前にも記したが、「わかりやすさ」と「正しさ」は必ずしも同一ではないのである。

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「画素数」というわかりやすさを「性能」の指標にしてしまってきたデジタルカメラの悪しき風習


(超ざっくりした デジタルカメラの仕組み)

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数字が多くの一般大衆を騙してきた良い例が、デジタルカメラの性能指標とされているひとつ、「画素数」である。

(私の意見としては、騙される方も悪いと思うが…。)

上図に示したように、デジタルカメラにおいては、「有効画素数が単純に大きいカメラ」が、即ち「性能が高いカメラ」だとは、必ずしも言えない。

原理的には、画素数が大きくなるほど、1画素単位の受光面積が小さくなってしまうため、性能はむしろ悪化するのである。


この事実は、特段、カメラの専門家ではなくても、デジタルカメラの仕組みをわかって利用している者にとっては常識レベルの知識である。

…が、おそらく、100人中10人知っているかどうかというレベルなのかもしれないが…。


だから、少なくとも、「このカメラは旧製品がxxx万画素だったところがxxx万画素に向上したので性能が良くなった」とだけ言っている人は、仕組みを知らないで言っている可能性が高い。

(実際には、上図内にも記したが、1画素単位の受光面積以外にも画像処理エンジンの性能向上など、トータルベースでの性能向上が著しい事も多いため、その意味では昔の製品よりも最新の製品の方が性能が上であると言える場合が多い。しかし一方で、プロに言わせれば昔の特定の機種が出力する画像が良かったという意見もあり、1画素あたりの面積という原理的な強さが支持される事も、また少なくはない)


わかりやすく説明する人になるのは良いがわかりにくいことも理解する人でありたい


わかりやすく説明するという事は、とても大切な事である。

しかし、自らは、わかりにくくても正確な情報を常に捉えていたい。

そうは思わないだろうか。


「一陸特」の難易度は他の「特殊無線技士」とは違う(別格)ようだ


「一陸特」の難易度は他の「特殊無線技士」とは違う(別格)ようだ


同じ出版社の同じような問題集の厚さの差に驚く。


f:id:KF7757:20171202165422g:plain


左側が、

…向けの、問題集。


右側が、今日届いた、

…向けの、問題集。

一陸特の方がはるかに分厚い!


私は、一応、「三陸特」、「航空特」は取得しているが…。

難易度はかなり違うようだ。

「一陸特」でさえ、無線従事者全体で言うと、中間くらいの難易度のはずである。

無線従事者の上級クラスは遠いなぁ。


ウチの職場は長いこと無いよなぁ…と思うとき(グチ)


ウチの職場は長いこと無いよなぁ…と思うとき(グチ)


今年の、けっこう以前になるが、ORACLE MASTER Silver 11g を取得した。

業界の人なら知られている事だが、ORACLE MASTER の制度は、1997年に開始されてから、2003年頃に、制度を大改訂している。Oracle 9i の時代の頃である。


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現在では、下位レベルから、

Bronze (日本国内独自)旧制度のSilver相当 案外SQLが難関

Silver 国際OCA 旧制度のGoldにほぼ相当

Gold 国際OCP 旧制度のPlatinumにほぼ相当

Platinum 国際OCM 国内で数十人レベル

という4ランクになっている事は有名だろう。

旧制度の頃は、Silverが最も下位で、内容も本当に「入門レベル」だった。

私は、Oracle7 時代に、一度、旧制度のSilverを取得している。


Bronze が普通に通ったからわかっているものと思ったら…


今回、20年近くぶりに、Oracle11g の新制度のオラクルマスターを受験した訳である。

当然ながら、最下位の Bronze からの再取得となる。

Bronzeを取得したとき、あまり期待しないで、会社の人事部門に、表彰申請をした。(社内的に最も下位のランクではあるが)

それは、何事もなく、通った。

なので、「旧制度と新制度との違いを、わかった上で通してくれたのか」と、その時は思った。


その後、上述のように、Silverを取得したので、それも申請した。(無論、申請には自部門の上長の承認は必要である)

2ヶ月後くらいになって、人事部門から電話があった。

「過去に、オラクルマスターシルバーを取得済となっておりますので申請は通りません。よろしいですか」

…という内容だった。


人財を大切にするとは掛け声だけか


若い頃の自分であれば、旧制度と新制度との違いなどを説明したり、いろいろしたかもしれない。

しかし、いまでは経験則で、はっきりとわかる。

人事部門、総務部門などの体質としては、「一度確定された事」を担当者レベルに言っても、何にもならないのである。

別にわずかな報奨金にもこだわりはない。

ただ、一応、「IT系」を名乗っているウチの職場が、こんな体たらくで良いのか?…と、哀しい気分にはなった。

ベンダー系のIT資格試験では、最も有名といっても良い試験である、オラクルマスターでさえ、正しく難易度や価値を管理部門が把握していないという事実。

こういう面を見せると、わかる人は何も言わずに去っていくのだろう。


まぁ、「第二種電気工事士」と「第三種電気主任技術者」(電験三種)とを、最下位ランクで並べているくらいだからなぁ…。

(無論、電気分野の素人からすると、両方共に難しい。だが、難しさの質が異なる。IT系で言うならば、「ITパスポート」と「プロジェクトマネージャ」を同ランクで最下位としているようなものである)

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電気通信の「工事担任者」試験を受けてきた


電気通信の「工事担任者」試験を受けてきた


IT系では知名度が高い「情報処理技術者試験」や、電気関連の「電気工事士」、「電気主任技術者電験)」などは、経済産業省主管である。

一方で、「無線従事者」や、「電気通信主任技術者」、そして今日、私が受けてきた「工事担任者」など、いわゆる通信関連は、総務省主管である。

総務省の資料には「IT」とは書かれない。必ず「ICT」と書かれる。通信系を主管しているから。

我が国のITもしくはICT関連の中央官庁は、経済産業省総務省とで重複してしまっている。更には内閣官房にもIT系の部門がある。三つ巴の勢力図になっている。


それはともかく。今年から非IT系にも手を出し始めた私としては、下地が無い中で勉強したつもりになっていた「第二種電気工事士」に落ちてしまった事もあり、通信系(いわゆる弱電系)の工事士に相当する「工事担任者」を受けたという流れである。

工事担任者を知るリンク)

電気通信設備工事担任者 - Wikipedia

電気通信国家試験センター | 電気通信の工事担任者トップページ


ちなみに、上述の試験はすべて「国家試験」である。…が、「国家資格」(免許)ではないのが、「情報処理技術者」なのである。表現を変えると「検定試験」に近いと言える。個人的には、こういうところが弱いと感じる。


三種類の試験を併願受験


工事担任者」は、上手く時間帯を選べば、最大同日に三種類の試験を併願受験できる。

無謀に近かったが、

午前中  2時間40分『AI・DD総合種』(基礎・技術・法規)

午後前半 2時間『DD第三種』(基礎・技術・法規)

午後後半 2時間『DD第一種』(基礎・技術・法規)

…を、受けた。

試験の内容はものすごく広範囲で、かなり難しいと感じた。

電気回路、電子回路の「計算問題」が必須であるし。

ネット上では「簡単」扱いされているけれども、しっかり理解するには相当の勉強が必要な分野であると思う。


kf7757.hatenablog.com


トランジスタのことなどがわかった


工業高校や、普通科高校の理系に行かないと勉強する機会がない、「半導体」「ダイオード」「トランジスタ」などが、改めてわかってきた。

「NPN型トランジスタ」とか、トランジスタの三本の足「ベース」「コレクタ」「エミッタ」等を、説明できるようになった。

(勉強する前までは、その言葉すら知らなかった。実はラジオやコンピュータなど、あらゆる電子機器の中には必ず入っている部品なのである。それも莫大な個数で)


単に試験に合格することを目指すのではなく、少しずつ「理解」して、自分の知識にしていきたい。


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