電気通信の工事担任者国家試験の結果が発表されていました
電気通信の工事担任者国家試験の結果が発表されていました
受験者には個別に結果通知書が近日中に送付されるようである。
単純に合格率などの数字だけで難易度は語ることはできない。
しかし、インターネット上では、この工担の試験は「簡単な試験」であると断定しているサイトもある。
本当にそうだろうか。例え、過去問の出題率が高いというだけで、そう断じるのは早計ではないだろうか。
過去問を反復練習するにしても、内容を理解しないまま丸暗記をするような覚え方をしている人は、けっこう落ちると思う。
反復練習するということは、その行為によって、理解を深めることに繋がるのであると思う。
平成29年度第2回工事担任者試験の実施結果 (本日発表)
電気通信国家試験センター | 電気通信国家試験センターからのお知らせ
(一般財団法人日本データ通信協会の発表より引用)
資格の種別 申請者数 受験者数 合格者数 合格率
AI第一種 1,042人 850人 264人 31.1%
AI第二種 312人 252人 62人 24.6%
AI第三種 1,357人 1,187人 546人 46.0%
DD第一種 3,470人 2,716人 657人 24.2%
DD第二種 335人 240人 41人 17.1%
DD第三種 6,662人 6,113人 2,634人 43.1%
AI・DD総合種 5,737人 4,165人 1,022人 24.5%
合 計 18,915人 15,523人 5,226人 33.7%
電気通信の工事担任者試験は、通信系(俗に言う「弱電系」)の入門には有用な試験であると思う。
現に、システム系(主としてソフトウェア、情報系が専門)の技術者が受ける傾向も多いと聴く。
工業系高校生が多く受験するDD三種であっても、電気回路、電子回路の基本的な計算ができるレベルの理解は必須である。
もっと注目されて良い試験内容であると思う。