IT (情報技術) 学習記録-もしくは中高年(就職氷河期世代)の生き方-

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【国家試験】電験三種(第3種電気主任技術者試験)合格しました!


【国家試験】電験三種(第3種電気主任技術者試験)合格しました!


昨日(2019年10月18日)、試験センターHPにて合格発表がありました。

格通知ハガキは、まだ受け取っていませんが、試験センターHPで、受験番号を検索したところ、合格者一覧に存在していました。


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令和元年度電験三種合格発表


試験センターによると、今年の合格率は、9.3パーセント

例年通り、10パーセントを切る狭き門であったようです。


電験三種(第3種電気主任技術者試験)の実際の難易度


IT系を中心に、いままでにも、それなりに数多くの資格認定試験を受けてきました。

電気通信系でも、電気工事士(2種・1種)、無線従事者、工事担任者などを受けてきました。

それらと比較しても、電験三種は、最難関クラスでした。(少なくとも自分としては…)

理由は以下の通り。


(1) 出題者側が【10人のうち9人以上は不合格にさせよう】という意思を持って問題を作成しているため、過去問の暗記では全く通用しない(落とすための試験)

(2) 出題範囲が広すぎるため、全ての領域を全般的に学習することが困難(電気基礎理論~電力全般~機械・メカトロニクス・応用~法規)

(3) 表向きは高等学校電気科レベルの試験とされているため、電気業界に疎い人からは軽くみられがちだが、実際には電気系大学生でも合格は難しい内容


大昔は記述式だったものが、マークシートに変化したことから、「マークシートなんだからまぐれ合格もありうるじゃないか」という声も、一定数あります。

しかし、ちゃんと考えてみると、マークシートが理由で、試験自体が易化することは、ないのです。

確かに、マークシートなので、当てずっぽうでも、ある程度の点数なら取れる可能性が高いです。

それでも、5択なので、当てずっぽうで取れるとしても10~20点くらいが限界です。

合格点が60点の場合、40点~50点くらいの点数の位置に、受験者がものすごくたくさんいるわけです。

電験の問題は、毎年、高度な知識を持つ先生方が、「いかに暗記ではなく電気などの根本的な理解力で解ける問題を作るか」を一年間考えて、作成されます。

計算問題も多く、計算プロセスを間違えた結果の選択肢も、ちゃんと用意されていたりします(ルート3で割る部分を割らない場合…とか)。その意味では非常にイジワルな問題も多いです。

問題自体の難易度は上がっていると専らの評判です。

そうしたことをふまえると…。

当てずっぽうでの正解を含めて考えても、50点程度は実力で正解できる必要はあるのです。

電験三種の本試験問題を、初見で50点正解できる。これは、電験三種の合格者の多くのレベルだと思います。

(ちなみに電験二種は、三種の問題を80点が目標だと聞いています)


今年も合格点の調整が行われたようです。

  • 理論:55点

  • 電力:60点

  • 機械:60点

  • 法規:49点

今年の機械で60点というのは、受験者にとっては相当厳しいです。

法規で49点…ということは、法規は相当、平均点が低かったのでしょう。


電験の勉強は、下手すると精神的に病むレベルですので、二種を目指すかどうかは、考え中です。


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