【国家試験】電験三種(第3種電気主任技術者試験)の難易度
【国家試験】電験三種(第3種電気主任技術者試験)の難易度
電験三種はただいま学習中ですが、自分が今までに受験してきたさまざまな資格試験の中でも、最も難しいレベルだと改めて思います。
特に思い知る部分としては、過去問題をただ単に反復練習するだけでは、決して合格できないというところです。(無論、過去問の反復練習は必須なのですが)
問題の出題者の意図を掴んだ理解をしないと難しいような問題になっているところです。
かと言って、第二種電気工事士などが「簡単」と言う気もありません。
電気工事士もしっかり数ヶ月間、学習しないと合格できません。当たり前ですが。
特に電気系の「ズブの素人」からだと、数ヶ月は必要です。
ただし、電気工事士は、「電気工事士として最低限これだけは絶対に押さえておきなさい」という知識や技能をチェックする試験です。
逆に言えば、その要点さえ押さえておけば、合格するように設計されています。
電験三種は、明らかに違います。
問題が本当に考え抜かれていて、前述のように、「深い理解」があるかを見てきます。 そして「落とし」に来ています。
10人中1人くらいの合格で良いとされている試験です。
10人中9人は不合格で良いという試験です。
(以下は、自分が実際に受験したり学習したりして、ある程度の実感が持てるもののみを挙げています。電験二種などはまだ学習経験がないので挙げていません)
数字が大きい方が難易度が高いという意味です。
【電気系】
第二種電気工事士(筆記試験):20
第二種電気工事士(技能試験):30
第二種電気工事士トータル:50
第一種電気工事士(筆記試験):40
第一種電気工事士(技能試験):60
第一種電気工事士トータル:100
【通信系(有線系)】
電気通信工事担任者3種:30
電気通信工事担任者1種:120
電気通信工事担任者総合種:150
電気通信主任技術者:750
【通信系(無線系)】
第一級陸上特殊無線技士:180
第二級陸上無線技術士:500
第一級陸上無線技術士:1000
【IT情報系】(参考)
基本情報技術者試験:250
応用情報技術者試験:400
高度区分情報処理技術者試験:500〜800
ちなみに私の所属する企業体では、電験三種は非常に低く見られています。
IoT、5Gなどの新技術領域にとっても、基礎である電気技術を広く知っていることを示す資格なのに、残念なことです。