オトナはみんなうそつきだから自分自身で実際に見たものを信じて自信をつけて行こう
オトナはみんなうそつきだから自分自身で実際に見たものを信じて自信をつけて行こう
(関連過去記事)
『車輪の再発明』という言葉を知っているだろうか。
IT業界においては、本当にこの『車輪の再発明』がくりかえされている。
主に食物とされているのが、IT系の知識や経験を本当は全く持っていないズブの素人なのに、年功序列で決裁権が回ってきた大企業の経営者たち、そして、世間知らずの若者たちである。
それでうまい汁を吸って生きているのが、世の中にゴマンと居る自称コンサルタントの皆さん。
いや、コンサルの中でも若手の人は、どちらかと言うと食い物にされた若者に入るかもしれない。
私も以前、自分がまだ子供の頃にあたる時代について記事を書いたことがあった。
その時に強く思った。
「人間は自分が社会に出る前や、生まれる前の、昔のことは本当に何も知らないものなんだ」
と。
ITエンジニア(技術者)が新しいものに飛びつきたくなる本当の理由
これは、考え詰めれば非常に利己的な理由である。
- 自分が主役(先駆者)になりたいから
特にIT分野は、未だ成長しきっておらず、発展の余地が大いにある分野である。
そのため、とにかく新しいことを先にやった人が注目されやすい。
また、競争相手が少ない方が、儲かる。
ここで注意したいことは、新しいことを先にやり、競争相手が少ない方が良いのだが、まったく参入者が居ないのもマズイということになる。
だから、何も知らない大企業の経営者のおじいさんたちや、同じく何も知らない若手に対して、参入を促すのである。
特に若手は、「自分が主役となって活躍したい」と漠然と思っているから、余計に新しいものの良い面だけを見て信じる。
こうした人たちが、単に古いものを悪だと決めつけるのは、本当は、単なるマウンティングでしかない。
IT産業もある程度成熟すれば先駆者利益も減るだろう
私は思うところがあって、電気工学や無線工学などを勉強している。
電気や無線の世界は、少なくともITの世界よりは成熟していて、単に『車輪の再発明』をやるだけで注目されたり儲かったりはしない。
替わりに、純粋に電磁気学などの「しくみ」を理解している者が少ないので、そうしたホンモノの知識を持っている人が重宝されているようである。
COBOLプログラマの不足が心配されているという情勢は、ある意味で、ようやくIT産業が成熟に近づいてきた傾向を示しているのかもしれない。
ITエンジニアは一生勉強していかないといけない。これは確かである。
どんな環境もどんな領域も、どんな言語も。
必要とあらば、どんどん経験して自分のスキルにして行くのが正しい。
私自身も、新入社員だった頃は、当時は「COBOLなんてすぐになくなる」という風説を信じ込み、けっこう辞めたい気分だった。
いまは、大型汎用機(メインフレーム)のOSや環境を、いろいろと使うことができて、本当に良い経験になったと思っている。
大型汎用機(メインフレーム)の環境を、好きにできる職場って、そうそう存在しないと思う。
なんで皆、特定のプログラミング言語やプラットフォームを一種類覚えると、それだけでやっていこうという発想になるの?それが本当にわからない。好き嫌い言わず、出会った環境をどんどん修得していけば良いだけだよ? #プログラミング言語
— ふじわら775SE@猫icon/職場復帰 (@KF7757) 2018年4月7日