IT (情報技術) 学習記録

主に情報処理技術者試験、オラクルマスター、Linux技術者試験(LPIC)等の、IT系、または電気系の学習記録を中心に。(働き方や世の中も)

近年の基本情報技術者試験の参考書から消えたモノたち…(データ表現・ファイル編成形式など)


近年の基本情報技術者試験の参考書から消えたモノたち…(データ表現・ファイル編成形式など)


シラバスには記載があるのに、事実上出題されないと判断されている情報がある。 (複数の最新参考書を確認したが記載がない)


数値の表現における2進化10進法(BCD

10進数のデータを、10進数の考え方のまま内部で保持して、CPUやメモリといった最下層レイヤでも10進数のまま演算を行うというもの。

汎用機(メインフレーム)の世界では今でも使用されている。

メリットは、基本的に『数字』(つまり文字コード)で表現されている外部との入出力データを、『2進数に変換する』という危険を敢えて冒さずに内部処理を行う事で、金額データに対する利息計算などの「誤差を許容できない」世界で、より安全に処理ができるという点。

システム的なメリットというよりも、人間系による処理内容の「検証」の容易さなどといった、社会的なメリットの方が大きい。


ファイル編成の種類

オープン系プラットフォーム(UNIX/Linux系、Windows系)における「ファイル」は、最下層レイヤでは、それぞれのOSが採用している「ファイルシステム」の種類に依存した形式で作成される。しかし、ファイルシステムの違いをOS側が吸収してくれるため、どのOSにおいてもファイルの扱いはほぼ同じであり、ファイルの作成や更新は、アプリケーション側から随時システムコールを行う事で実行される。DBMSなどの特殊なアプリケーション以外は、事前にカタログを行う必要はなく、ファイルの種類を宣言する必要もない。(バイトストリーム)


汎用機(メインフレーム)の世界においては、一般的に下記のようなファイルの種類があった。

  1. 順編成ファイル(SAM:シーケンシャル・アクセス・メソッド)

  2. 索引付き順編成ファイル(ISAM:インデックス・シーケンシャル・アクセス・メソッド)

  3. 区分編成ファイル

  4. 多重索引付き順編成ファイル(MSAM:マルチプルインデックス・シーケンシャル・アクセス・メソッド)

  5. 仮想記憶編成ファイル(VSAM:バーチャル・ストレージ・アクセス・メソッド)

基本的に汎用機やオフコン文明のOSにおいては、ファイルは作成前に必ず「領域の確保」を行う必要がある。(カタログ)

1.のSAMファイルは、最も単純なデータファイルとして使用される。2.ISAM、4.MSAM、5.VSAMなどは、何れもSAMファイルの発展系であり、順アクセス以外の、キー値指定によるダイレクトアクセスが可能となっている。但し、DBMSのような「ロールバック機構」はないため、更新前の状態に戻すには、バックアップから復旧が必要となる。

3.の区分編成ファイルは、UNIX/Windows系におけるディレクトリ(フォルダ)を1階層だけ内蔵しているようなファイルである。中はメンバーという更に細かいデータとして区分されており、各々のメンバー内に、プログラムソース、プログラムオブジェクト、プログラムロードモジュール等を格納する。

区分編成ファイル内のメンバー情報を保持している部分を、TOCと呼んでいる。

なお、汎用機系においては、IBM/MVS系、およびその互換機(富士通FACOM、日立HITACなど)のOSが大きなシェアを獲得していた事から、IBM系の概念がそのまま使われている。IBM用語でいうと、上述した「ファイル」は、「データ・セット」という用語になっている。


SAMファイルとかは、いまでも言葉としてはよく使われているイメージがある。