IT (情報技術) 学習記録-もしくは中高年(就職氷河期世代)の生き方-

IT系,または,電気通信系資格の学習記録を中心に。もしくは中高年(就職氷河期世代)の生き方,働き方,世の中。中高年の転職の現実。

(反論)RE:新人は飲み会は断らない方が良いし、上司に媚びた方がいい。


(反論)RE:新人は飲み会は断らない方が良いし、上司に媚びた方がいい。


 少しだけ反論したい。

http://wasara.blog101.fc2.com/blog-entry-3788.html

 『あくまでも新卒入社1年目の新人』に限って言うならば、一部は同意見。新人のうちは、飲み会には出席した方が良い事がある。

 確かに、飲み会では、昼間の業務時間中には得られない、別の『もう一つの組織』が見えたりする。

 但し、別に『出世するためのノウハウ』が聴ける訳ではない。もしも、そういうつもりで飲み会に参加するとなると、ものすごく対費用・対時間的に、効率が悪すぎる

 私の意見を言うならば、飲み会が純粋に楽しめるなら参加した方が良いし、正直、苦手ならば、距離をとっても構わない。但し、上述したように、新卒入社1年目に限るなら、なるべく参加した方が良い事があると思う。飲み会に行くか行かないか、ましてや上司に媚びを売るか売らないかで、出世にはほとんど影響しない


飲み会で得られる情報とは

 上司に限らず、中堅以上のベテラン社員は、新人に対して『昔話』をしたがる。その中には、貴重な情報も確かにある(こともある)。

 仕事のやり方とか、様々な話はあると思う。しかし、それは必ずしも現代に合致したものではない場合も多い。業務のやり方など、変化の早い業界なら、数年でガラリと変わってしまう。

 ぶっちゃけて言うと。

 最も貴重な情報は、過去から連綿と続いている『人間関係』の事情であると思う。

 わかりやすい例を言うなら、『先輩・後輩の関係』だ。

 仕事ができる、即ち役職に就いている、とは必ずしも言えない。組織内における人事というものは、そこまで単純ではない。(では何が人事を決めているのか、という点については、ここでは敢えて言わない。語りだすとそれだけで数万文字になってしまいそうだから)

 自分の配属されたセクションの"部長"が、実はとある"主任"の『直系の後輩』である、などという裏事情があったりする。ここで言う直系とは、組織内の部門の系列のようなものだ。例えば「あの人は入社以来ずっと営業畑で…」などというものだ。

 日本企業ではまだまだ『入社年次』というものが重要視される。

 その組織で2年目になると、必ずなれるものがある。それが『先輩』という存在である

 特に若い頃に世話になった先輩というものには、いろいろと学ばせてもらう事が多いし、実際、その先輩が一定以上のスキルを持っているなら、役職に関係なく、裏では世話になる事が多く、いつまでも(良い意味で)頭が上がらないものである。

 そうした裏事情も知らずに、単に役職だけを見て先輩社員を軽んじたりすると、あまり良い事はないと思う。役職だけを見て媚びるのは、外部の請負企業の人など、そういった関係性の人々だ。外部の人は、裏事情など知らないし、意味もないと思っている。何故なら彼らこそ、人の価値を"権限"のみで判定しているのだから。

 ちなみに人事の事情を、ほんの少しだけ言う。どんなに強い決裁権を持っている役職者であっても、組織内の人事への関与権は、また別なのだ。これは、しっかりとした組織を保っている企業や団体ほど、そういう傾向がある。

 だから、仮に社長や役員にいくら良い印象を得られようとも(媚を売っても)、出世には全くと言って良いくらい、関係ない。


飲み会に行くのは適度にして、浮いた時間とお金を自分への投資に使う

 日本人は欧米人と違って、お酒が飲めない体質、いわゆる下戸も多い。

 それに、日本企業の飲み会では、若い女性はセクハラに近い事をされる場合もある。それこそ『媚を売る事を強要される』というカルチャーがある。チヤホヤされるという事は、裏を返せば下に見られているという事だ。それに気づかず、浮かれた状況で二十代を潰してしまう有望な女性社員がなんと多いことか。

 一方で、若い男性社員は、『とにかく弾けろ』とばかりにバカをやらされる場合もある。バカ乗りが好きで、それが楽しめる人は良い。しかし、そうでは無いという人も多いはずだ。バカ乗りとまでは行かなくとも、何故か『過剰な自己開示を強要される』というカルチャーがある。苦手な人にとっては勉強になる事よりも、ストレスの方が大きいだろう。

 飲み会の付き合いの良し悪し程度では、出世には影響しない。大体、出世する事がその人にとって良い事なのかも、人による。

 飲み会は二次会、三次会も含めれば、一夜で一万円以上かかる。時間と体力も消耗する。すべての誘いを受けていたら、週に2回以上、月に10回近くにもなる。


 そんな事で消耗するくらいなら、自分への投資に使った方が良い

 私は、若い頃、よく金曜日に翌朝まで上司や先輩に飲みを付き合って、土曜日の朝に帰宅したりしていた。そういう時は、まず貴重な週末は潰れてしまう。そんな事で消耗するくらいなら、勉強でもしておくのだったと思う。

 会社外の付き合いも、今では重要なご時世だ。

 せっかくの週末は、そういう事に使った方が良い。


 ちょっと勢いで反論してみた。

 多分、世代が違うとは思う。

 私は、就職氷河期の最初期組の世代、とだけ言っておく。

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