経営者たちはけっきょくは何もわかっていないので自分たちは違う危機感を持たないといけない
経営者たちはけっきょくは何もわかっていないので自分たちは違う危機感を持たないといけない
年度始めとか年始めとかの節目に、たいてい組織のトップ(つまりは社長)は、いろいろと情報を発信する。
ここ最近は、「IoT時代」とか「AIが」とかといったキーワードを言い出した。
それは良い。言い出すのは良い。
しかし、その言葉の"本当の意味"を果たして"わかって"言っているのかは疑問である。
例えば、上記のような記事にもあるように、本当に「IoT時代」などに対応したいのなら、真っ先に、自社のこれまでの技術評価制度を再検証し、人事評価制度も見直しを図る必要がある。
本当に「IoT時代」に対応しようというのならば、これまではまったく採用してこなかったような人材にも目を向けたり、社内で隣接異業種知識の勉強などに投資する必要がある。
少なくとも、例えば過去に記事にした下記のような状況も見直さないといけないだろう。
下地が無い分野の勉強は侮れない
先日、とある電気系(非IT系)の国家試験を受けたのだが、完全に準備不足で惨敗した。
インターネット上の「資格ランキング」や「資格の難易度」等の情報は、かなりいい加減なものである。
参考にしない方が良い。
社内における資格のランク付けなどに際して、人事の連中が、あのようなサイトを見ているのだとしたら、本当に悲劇である。(そして、おそらくはその悲劇は現実なのだ)
単純な「合格率」だけで難易度を判断しているサイトが何と多ことだろう。
知識における長年の下地は、本人が意識しないだけで、かなりの差になってくる。
私で言うなら、やはり情報系の勉強だと、下地がある分、かなりの補正がかかる。
逆に下地が無い分野の勉強では、わかったつもりで、実はわかっていないという事が起きる。
今後は少し弱電系を勉強したくなっている
いま、個人的に興味を持っている分野は弱電系である。
ウチの組織には、IT系だと言うのにも関わらず、弱電系の資格への評価自体が存在しない。
IoTというなら、組み込み系や弱電系は必須の基礎知識だと思うのだが…。
地道にやっていこう。