実行力が伴わないマネジメントは無意味です(前回の続き)
実行力が伴わないマネジメントは無意味(前回の続き)
(現在、電験三種の試験前の追込み時期で、本来はこんな記事を書いている場合では無いのですが、ちょっと現実逃避気味で、短めに書きます。)
綿密なスケジュール(WBS)を立案しましょう
現実的なプロジェクト計画を作成しましょう
現実的な体制表・体制図を作成しましょう
これ自体は否定しません。むしろ正しいです。
ないよりは、ちゃんとした上記の計画があった方が、良いに決まっています。
でも…。
上記『だけ』では、ダメなんです。
上記の計画を、『実行できる人材』『実行できるスキル・能力』が伴う必要があります。
かんたんなことを言っています。
上記の計画を、『実行できる人材』『実行できるスキル・能力』が伴っていないと、
結局、上記の計画が、動きません。
結局、上記の計画が、動かずに、すぐに計画倒れになってしまいます。
大規模システムをスクラッチで開発するプロジェクトであれば…、
業務仕様をまとめて調整できる顧客サイドのキーマンが必要
顧客サイドの業務仕様をシステム仕様に落とし込める現場リーダーが必要
現場リーダーの意思に基づいて実際のシステムを構築できるエンジニアが必要
(※注)
かんたんなことを言っているつもりです。
そして、当たり前のことを言っているつもりです。
近年、電気工事士などをはじめ、IT系以外の領域の勉強をしています。
そのため、なおさら、IT業界を第三者的に見られると思っているのですが…。
電気の世界なら、電気の素人に電気工事はさせません。
間違った施工をすると、事故・災害・人身事故につながります。
ところが…。
IT系の世界では、けっこう無理なプロジェクトが横行します。
別に否定的な、悲観的なことを強調しているつもりはありません。
あたりまえのことを言っています。
上記(※注)で挙げたような人材が集められなかった場合は、
そのままではプロジェクトは進行できないんです。
進行できないならば、進行できるような状況に持っていくほかはないですよね。
つまり、「計画ありき」ではなく、「集められる人材(戦力)」に見合ったプロジェクトにするのです。
あたりまえのことがIT業界では通用しないと思えましたので、現実逃避も兼ねて書かせていただきました。