IT (情報技術) 学習記録-もしくは中高年(就職氷河期世代)の生き方-

IT系,または,電気通信系資格の学習記録を中心に。もしくは中高年(就職氷河期世代)の生き方,働き方,世の中。中高年の転職の現実。

【現実】未経験職業への転職の壁(現時点では設備管理系への転職の夢は破れました…)


【現実】未経験職業への転職の壁(現時点では設備管理系への転職の夢は破れました…)


電験三種(第3種電気主任技術者試験)に合格した一点のみで、別に浮かれたわけではありません。

タイミング的に、同時期に、さまざまなことが身の回りで発生したのです。


  • 自分も既存システム有識者として支援に入っていた大規模プロジェクトが様々な事情により大炎上

  • 自分もそれの影響を受けていろいろたいへんな目にあった

  • 上記のリカバリとして組織が行った人事などの方向性にうんざりした(組織として何の反省も見られない)

  • 顧客側からのパワハラぎりぎりの圧力に本当にうんざりした


…いろいろなことが同時期に重なって、いっそうのこと、システムエンジニア職ではなく、設備管理系の職種に転職してしまおうか…。

そんな気持ちに、かなり本気でなりました。


私は、病気で休職していた時期もあり、いまの組織では、下記のような扱いでした。

  • すでにアラフィフの年齢だが、ほぼ平社員(過去にリーダ経験はあり)

  • 収入的には30歳代前半と同程度(世間一般と比較しても30歳代前半程度)

  • きわめて特殊な業務領域の業務システムに特化した知識があるが、一般的なSEとしては中途半端なスキルを自覚


…まあ、私の世代(団塊ジュニア就職氷河期世代)では、70歳までは現役で働かないといけないことが目に見えている中で、あと20年以上、いまの仕事を続けるのかなぁ…?

…という疑問に至ったわけです。

…あと、ぶっちゃけ、疲れました…。


40代後半(未経験)では「ろくな求人がない」現実


転職活動は、実際に求人にエントリー(応募)をしてみないと、なかなか実感できない部分があります。

転職コンサルのユーチューバーの方の動画も見て勉強しました。

複数の転職サイトに登録して、職務経歴などをアップしました。


設備管理系だと、電気の専門知識を活かせる「電気保安法人」の求人もわずかにありますが…。

「実務経験」が必須です。

ネットでは間口が広いと言われている「ビルメンテナンス業界」ですが、実際に「未経験OK」で募集している企業は、独立系として有名なビル管理会社ばかりです。

実際に何社かに応募したのですが、書類選考を通過するのは半分未満でした。(それでも良い方かもしれません)

書類選考が通らない原因は、おそらく年齢だと考えています。


精神的にも時間的にも、非常に辛い状況の中で、何社かとは面接も受けて…。

実は、独立系ビル管理会社の1社から、内定をもらいました。

しかし、面接時に細かく説明を受けた労働条件、給料などの問題を考えて……内定辞退しました。

もともとそんなに多くはもらっていない認識だった給料に関しても、現職の半分程度になること。(ざっくり200万円台です)

未経験の仕事なので収入減少は当然と思っていましたが……いざ半分になることを実感すると……決断しきれませんでした……。

(いまの自分が、もしも本当に無職で、何らかの正社員になりたいと思っていたならば、ビルメンも選択肢の一つだろうとは思いました)

※会社を数日、体調不良で休んでしまうくらいには、悩み苦しみました…。


やはり「未経験」の職業は厳しいと考え、経験があるはずのIT系に切り替えて活動しました。

改めて、とある転職エージェント会社に、登録をしてみました。

すると、転職エージェントから、「厳正に審査しましたがあなたは登録できません」という通知を受け、少なからずショックでした。

IT系の求人をいろいろ見てみても…。

業界の構造をある程度知っている身からすると、いまの組織を辞めてまで行きたいと思える求人は、なかなかありません。


とあるユーチューバーの方は、「日本には400万社もの企業がある。絶対に自分にマッチする企業はあるはずだ」とおっしゃっています。

それも真実なんだろうとは思います。

しかし、一見、インターネットが普及して探しやすくなったかに思える求人ですが、ネットで表に出ている求人には、なかなか良いものがない気がしました。


まだ、転職活動自体を、停止したわけではありませんが…。

未経験職業への転職の壁は想像以上でした。

(現時点では設備管理系への転職の夢は破れました…)


それでも、実際に転職活動に着手したことは、非常に大きな経験になったと思っています。

いまの日本社会において、40歳代後半からの転職は、とても厳しいという現実を肌で感じることができました。


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