IT (情報技術) 学習記録

主に情報処理技術者試験、オラクルマスター、Linux技術者試験(LPIC)等の、IT系、または電気系の学習記録を中心に。(働き方や世の中も)

アナウンサーが「星の赤ちゃん」「赤ちゃん星」と言うたびに残念な気持ちになる


アナウンサーが「星の赤ちゃん」「赤ちゃん星」と言うたびに残念な気持ちになる


(関連リンク)

アルマが鮮明にとらえた、巨大赤ちゃん星の産声

http://www.astroarts.co.jp/article/hl/a/9175_orion_kl?utm_source=dlvr.it&utm_medium=twitter


今日も単なるグチである。


地球から約1400光年の距離にあるとされるオリオン座の領域に、誕生したばかりと思われる、大質量恒星になりつつあるであろう現象を、世界で初めて電波望遠鏡でとらえた、というニュースがあった。


TVニュースでは昨夜から今朝にかけて、某国営放送のニュースにおいても取り上げられた。

アナウンサーは「星の赤ちゃん」「赤ちゃん星」という言葉を何度も使っていた。

そして、最後には男性キャスターから女性アナウンサーに渡されて、「宇宙のロマンですね」という言葉で締めくくられた。


「恒星」という言葉は一度も使われず


「赤ちゃん星」という言葉に違和感がある。

言いたいことは無論わかる。

しかし、無生物の、しかも巨大なスケールの恒星に「赤ちゃん」というのは、個人的にはしっくり来ない。


そして何よりも、「恒星」という単語はいっさい使わず、例えばこの記事の冒頭に私が書いたような表現もされなかった。

確かに一般向けのニュースにおいて、『専門用語』を多用するのは良くない。それはわかる。

でも、「恒星」は専門用語なのだろうか。

義務教育で習うレベルではないのだろうか。


特に「理系」分野の事を避ける風潮があるのでは?


これは特に何の論拠もない、ただの憶測に過ぎないのだが、感覚的には、特に「理系」分野の言葉や話題を殊更に避ける風潮があるような気がする。

そして今回のようにニュースとして取り上げるとなると、視聴者を『何も知らない』『無知』であると仮定した表現が使われる。


しかし、本当に一般の視聴者は、そこまで無知なのだろうか。

  • 惑星

  • 衛星

  • 恒星

  • 太陽系

  • 銀河系

これらの言葉の意味や、スケール感を、本当にわかっていないのだろうか…。


宇宙は別に「ロマン」でも何でもない


私は個人的には、宇宙とロマンチックを関係付ける事は好まない。

何故なら、たいていの場合、宇宙を「ロマンチックですねー」という人に限って、天文学の基礎を知らなかったりする傾向があるように思えるからである。(多分に偏見を含んでいるとは思うが)


キャスターやアナウンサーは、それこそたいそうな高学歴な人々であると聞いている。

まさか彼らの認識ですら、「恒星」を専門用語と扱うレベルとは思いたくはない。

君たちは、わかっていて、敢えてそんな表現を使っているんだよね?


宇宙は宇宙。いま我々が居る場所も宇宙の一部である。

今回のニュースは、1400光年の彼方の事象だったが。

そもそも1光年よりもはるかに小さいスケールの太陽系であっても、それが人間にとって、どれほど大きなスケールなのか。

人類はまだ月に何度か到達しただけであり、火星にすら今世紀中には行けないのである。