IT (情報技術) 学習記録-もしくは中高年(就職氷河期世代)の生き方-

IT系,または,電気通信系資格の学習記録を中心に。もしくは中高年(就職氷河期世代)の生き方,働き方,世の中。中高年の転職の現実。

インターネット遍歴に関する雑記(基本独白)


インターネット遍歴に関する雑記(基本独白)


先程、とあるお方のブログ記事を拝読して、ハッとした。

目からウロコが落ちるとはこんな感じだろうか。

(その記事は、文末にてリンクさせていただきます)

詳しくはリンク先の記事をお読みいただきたいが、要するに、BBS世代と、SNS世代とでは、ネットに対して言語を使う感覚から異なるので、結果、「話がいつまでたってもかみあわない」といった現象が起こるという話。

ものすごく思い当たる。

僕は完全にBBS世代であり、その特徴をモロに持っていると自覚している。

このブログを「ですます調」で記述しないのも、そのせいだろう。

私は、「ちゃんとした文章はですます調では書かない」という考え方を持っている。

そう。ここは文章を書いて、それを読んでいただく場所であると考えている。

たぶん、それはそれなりに長いインターネット遍歴のせいもあると思う。


1.1990年代前半

電話回線に、それこそ現代の小型デスクトップパソコンくらいの大きさの「モデム」をつないで、更に「モデム」と当時の主流PCである『NEC PC9801』シリーズを、シリアル・インターフェースRS-232Cケーブルでつないで、通信を行っていた。

いわゆる「パソコン通信」時代である。

通信速度は最大で2400bpsであった。(bpsだ。Kbpsや、Mbpsではない)

BBSとは電子掲示板の事で、当然ながら、「2ちゃんねる」なんかも影も形もなかった。

小さなBBSの世界でも、やはり"炎上"はあった。(当時は炎上という表現自体なかったが)

ちなみに、この頃にはいわゆる「ケータイ」(携帯電話)も一般には普及していなかった。当時の高校生たちのコミュニケーション手段は、なんと、「ポケベル」である。


2.1990年代半ば~終盤

HTMLで直接記述した手作りのホームページが作られていた時代。HTML編集用のアプリケーションとしては、IBMの「ホームページ・ビルダー」などが出てきた。

通信速度は14400bps~56Kbpsであった。

個人的にハマったのが、「新世紀エヴァンゲリオン」の二次創作小説だった。90年代後半は、様々なサイトで様々な人が作品を公開していた。「もしもシンジがはじめから真実を知っていたら」とか、「TV第14話以降に話が分岐していたら」とか、エヴァンゲリオンの内容は、とことん二次創作にマッチしていた。オンライン小説が面白いと思い始めたのもコレがきっかけである。

いわゆるブログは登場する前で、日記系の内容は、各個人の手作りホームページで公開されていた。それらの登録サイトはあった。

画面が小さい、音声通話しかできないようなケータイが普及し始めた時代である。


3.2000年代

2002年頃から、世の中に「ブログ」が広まりだした。私は波に完全に遅れ、一度目に長期休養した2006年にはじめてのブログを作った。

世の中は急速にブロードバンド化していったが、私は長くナローバンドだった。(最大でも128Kbps)

ケータイによるネットカルチャーが急速に発達した時代でもある。iモードなど。

日本は独自に進化した「ガラパゴス・ケータイ」の文明が栄えたかに見えたが、そんな日本に、2008年、iPhoneが登場する。iPhoneは黒船であった。

当時のKDDI社長の言葉は今でも忘れない。「スマートフォンなんてしょせんはスキマ産業だ」

こうして振り返ると、2000年代は、インターネット文化にとっては爆発的で、激動の時代だったのだなぁ、と思う。

某巨大匿名掲示板「2ちゃんねる」も一時はとても栄えた感があったが、後述する2010年代には、その勢いはなくなっていく。


4.2010年代

この時代になると、インターネットに接続するのに有線回線や、PC(パソコン)も必需品ではなくなった。

完全に、ケータイ、もしくは、スマートフォンが主役になった。

私はiPhoneを使ってみたくて、わざわざソフトバンクと契約した。(AndroidOSの機種は持っていたが、とても不安定だった)

流石に、ブロードバンドを引かないと時代遅れになってしまうので、私もものすごく世間からは遅れてDSL回線を引いた。(DSL回線も現代では最遅だけれど)


今日はこんな感じである。懐かしいと思う人もいるかもしれない。


目からウロコだった記事です。

hyogokurumi.hatenablog.com

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