IT (情報技術) 学習記録-もしくは中高年(就職氷河期世代)の生き方-

IT系,または,電気通信系資格の学習記録を中心に。もしくは中高年(就職氷河期世代)の生き方,働き方,世の中。中高年の転職の現実。

基本情報技術者試験(FE)の午後の選択など何を選んでも良い…あえて言うならとっつきにくい分野の方がロジックは簡単だ


基本情報技術者試験(FE)の午後の選択など何を選んでも良い…あえて言うならとっつきにくい分野の方がロジックは簡単だ


 かつては『第二種情報処理技術者試験』と言われていたプログラマー向けの国家試験は、昔はけっこう合格するのが難しく、10年がかりで合格するという人も居たし、何度か受験して不合格になって、そのまま受験(合格)を諦めるという人も多かった

 (第二種の頃の合格率はだいたい15パーセントに届くかどうかだった。現在の基本情報の合格率は25パーセント前後だから、10パーセントは合格率が上がっている事になる)

 今のIT企業の管理職世代には、実は若い頃に第二種試験を取得しようとして挫折した苦い思い出を胸に秘めている人も多いかもしれない。名称が基本情報に変更されて、合格率が上がったとしても、その「基本情報」という名称故に、「いまさら恥ずかしくて受験できない」などという変なプライドがますます強くなってしまい、勉強や受験をするモチベーションが下がってしまうのだ。

 そういう訳で、基本情報は若いうちに受験する方が良い。(無論、実はベテランでも本来なら受験すべきであるが)


 午後のアルゴリズムの選択問題は、言語を何にするかについて、いろいろな情報がネット上には錯綜しているように思う。

 まぁ、表計算だけは異質だという意見はもっともであるが…。

 私に言わせれば、事前の勉強がし易いもの、もしくは業務で経験があるもの、というものを素直に選べば良い。

 『文系の未経験者はこれを選べ』とか、『COBOLなんか役に立たないから選ぶな』とか、『アセンブラが簡単だとの説は頭がおかしな意見だ』とか、いろんな“知ったか”さんたちが言っている。

 そんなものを盲信すべきではない。

 ただ、昔から言われている事には、えてしてとっつきにくい分野(例えば仮想アセンブリ言語CASLなど)の方が、問題自体は簡単だという説がある。これは、ある程度は説得力がある説ではある。

 もっと言うと、特にアセンブラでは、問題を難しくする事自体が難しい。ごくごく基本的な命令しか持たないアセンブラの世界では、純粋なアルゴリズムの基礎といった単純な問題しか作れないからである。

 もしも私がこれから勉強を始める初学者にすすめるなら、アセンブラかもしれない。試験に合格し易いとか、そういうことではなく、コンピュータの動作原理を学ぶには、仮想であってもアセンブラは良い教材となるためである。


 試験日まであと20日あまり。今回受験する人は頑張って欲しい。

 (ちなみに、私は旧第二種を受けたときはCASLを選んだ。その後に、インテル8086系アセンブラを学習するための良い導入にもなったし、良い経験になったと今でも思っている)

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